横浜流星、2025年大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主演に決定「光栄に思います」 NHKドラマ初出演

NHKは27日、2025年放送予定の大河ドラマ制作・主演発表会見を行い、横浜流星が主演を務めることを発表した。タイトルは『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(読み:つたじゅうえいがのゆめばなし)。脚本は森下佳子氏が務める。

横浜流星(左)と森下佳子氏【写真:(C)NHK】
横浜流星(左)と森下佳子氏【写真:(C)NHK】

脚本は『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』の森下佳子氏

 NHKは27日、2025年放送予定の大河ドラマ制作・主演発表会見を行い、横浜流星が主演を務めることを発表した。タイトルは『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(読み:つたじゅうえいがのゆめばなし)。脚本は森下佳子氏が務める。

 25年大河ドラマの主人公は蔦屋重三郎。横浜が演じるのが、親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎だ。天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期。喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出す。

 放送100年を迎える25年に描くのは日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時に“お上”に目を付けられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマとなる。

 脚本は17年『花戦さ』で第41回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞、同年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』も担当した森下氏に決まった。同氏は連続テレビ小説『ごちそうさん』(13年)、ドラマ10『大奥』(23年)なども務めている。

 横浜は「記念すべき年に大河ドラマで主演を務めさせていただきます。役者をやる上でひとつの目標であった大河ドラマで初出演・初主演に選んでいただき、光栄に思います」と喜びを語った。続けて、「今まで培ったもののすべてをぶつけて、成長していけたらと思います。みなさまに活力を与えられるよう頑張ってまいりますので、応援のほど、よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

 横浜は1996年生まれの26歳。12年に『仮面ライダーフォーゼ』でテレビドラマ初出演を果たした。昨年は主演映画『嘘喰い』『アキラとあきら』『線は、僕を描く』『流浪の月』が公開され、現在は主演作『ヴィレッジ』が公開中。今作が大河ドラマおよびNHKドラマ初出演となる。

 現在、松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』が放送中。死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく徳川家康を描く波瀾万丈のエンターテインメントとなっている。また、24年には大河ドラマ『光る君へ』が放送予定。吉高由里子が紫式部役で主演を務める。女性が大河主演を17年『おんな城主 直虎』(柴咲コウ)以来7作ぶり。『源氏物語』を書き上げた紫式部を主人公に、藤原道長とのかかわりや、平安時代の貴族たちの権力闘争なども描かれる。

【ここ5作の大河ドラマ】

59作目:2020年『麒麟(きりん)がくる』
作:池端俊策 主演:長谷川博己

60作目:2021年『青天を衝(つ)け』
作:大森美香 主演:吉沢亮

61作目:2022年『鎌倉殿の13人』
作:三谷幸喜 主演:小栗旬

62作目:2023年『どうする家康』
脚本:古沢良太 主演:松本潤

63作目:2024年『光る君へ』
脚本:大石静 主演:吉高由里子

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