映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』（5月26日公開）の完成報告イベントが25日、都内の国立新美術館で行われ、主演の高橋一生、共演の飯豊まりえ、なにわ男子の長尾謙杜、安藤政信、メガホンをとった渡辺一貴監督が参加した。

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　原作は、荒木飛呂彦氏による人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ。2020年末にNHKで実写ドラマが放送されて人気を博し、第3期まで制作された。映画版はフランスのルーブル美術館を舞台に“黒い絵”にまつわる謎と事件を描く。

　ルーブル美術館で見つかった収蔵品の調査員・辰巳を演じた安藤は、映画からの参加となった。オファーを受けて「やりたい」と感じつつも、「これだけ愛されて長く続けてグループ間でクリエイティブしている人たちの中に急に飛び込むのは……。人にとっつきづらいからめちゃくちゃ悩んだ」と即決できなかったことを明かした。

　悩みつつ現場入りしたものの「そのとっつきづらさを、スタッフの方や一生、まりえが受け入れてくれた。その雰囲気がめちゃくちゃうれしかった」と感謝。「最初は絶対に入っていけないんだろうなという緊張感で行ったけど、パリに行って、みんなと話せて、参加できてめちゃくちゃよかった。映画もお世辞抜きですごく面白かった」とほほ笑んだ。

　露伴の担当編集者・泉京香を演じた飯豊は、パリでのロケは「お留守番かなと思っていた」という。渡辺監督から「フランス語が話せないと行けないかもしれません」と告げられていたことを回想し、「自分が行けるのか心配もあったけど、無事に行かせてもらった」と語った。

　ルーブル美術館での撮影は、閉館後の夜に貸し切りで行われ、飯豊は「モナリザの前でお芝居ができて本当に夢みたいだった」とうっとり。また、バスに乗車しての凱旋門周辺での撮影は「道を止めることができないので奇跡的な瞬間を狙う撮影だった。凱旋門は50周したんです。後にも先にも貴重な経験」と目を輝かせながら思い出を披露した。