格闘技イベント「UFC 287」が8日（日本時間9日）、米フロリダ州マイアミのマイアミ・デイド・アリーナで開催されている。メインイベントのミドル級タイトルマッチでは王者アレックス・ペレイラ（ブラジル）にイズラエル・アデサニヤ（ナイジェリア）が挑戦する。ドナルド・トランプ前大統領ら多くの著名人が会場に姿を見せている。

　今大会のメインカードはペレイラとアデサニヤ再戦だ。両者は昨年11月開催の「UFC 281」の同級タイトルマッチで対戦。王者であったアデサニヤが挑戦者ペレイラに5R・2分1秒でTKO負けを喫し、王座から陥落した。今回の再戦はダイレクトリマッチ。因縁対決に注目が集まっている。

　プレリムでは空席が目立っていた会場であったが、メインが近づくにつれて満員に。ドナルド・トランプ前大統領や登録者数2360万人超の米人気YouTuberのローガン・ポール、ボクシングの元ヘビー級世界王者マイク・タイソン（米国）が観戦に訪れていた。

　メインイベント2試合目のケビン・ホランド（米国）対サンチアゴ・ポンジニッビオ（アルゼンチン）の試合後には同団体のデイナ・ホワイト代表の真横に座るトランプ前大統領の姿をカメラが捉えていた。サプライズ登場にファンは「USA！　USA！　USA！」と声を上げていた。