エルフ荒川「芸人を辞めよう」と決意した瞬間 「なんだかんだで延命しています」

ギャル芸人として一躍ブレイクを果たしている「エルフ」の荒川が、3月1日に初の日めくりカレンダー「エルフ・荒川の日めくり まいにち、GAL! なんか知らんけど生きる元気が湧いてくる31のギャル語録」(ヨシモトブックス)を発売する。2022年4月に東京進出を果たし、いよいよカレンダー発売までこぎつけた荒川。順風満帆に見えるが、「芸人を辞めよう」と決意した瞬間もあったという。

インタビューに応じたエルフ荒川【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じたエルフ荒川【写真:ENCOUNT編集部】

初の日めくりカレンダー発売

 ギャル芸人として一躍ブレイクを果たしている「エルフ」の荒川が、3月1日に初の日めくりカレンダー「エルフ・荒川の日めくり まいにち、GAL! なんか知らんけど生きる元気が湧いてくる31のギャル語録」(ヨシモトブックス)を発売する。2022年4月に東京進出を果たし、いよいよカレンダー発売までこぎつけた荒川。順風満帆に見えるが、「芸人を辞めよう」と決意した瞬間もあったという。(取材・構成=安藤かなみ)

――学生時代は9年間続けた空手が学校以外の大切な居場所になっていたそうですが、現在は芸人以外に居場所だと感じるものはありますか。

「今、趣味がなくて。お酒とか歴史が好きなんですけど、『これって仕事になるのかな』とかどんどん考えて、純粋に楽しめなくなってしまうんです。1回息抜きしようと思っても、自分なんてまだまだだから『私なんかが息抜きするなんて』『なに息抜いとんねん』って。

 でも、とある会社の潜入ロケに参加したときに、そこの気さくな社長さんが『会社におる時間が一番長いんだから、そこが楽しくなかったら(仕事なんて)やらん方がえやろ』って言っていて、その言葉にビーンときて。つらいことばかり口にしたりしていたんですけど、仕事しているこの時間を楽しまないといけないなって思ったんですよね。今でも、十分楽しいことをさせていただいているわけだし、『また飲んじゃった』とか『疲れてるし』とか言い訳をするのをやめて、『今日は飲む!』『今日は寝る!』って切り替えることも大事なのかなって思います」

――いつもポジティブな荒川さんが、今自分で一番好きなところはどこですか。

「いっぱいあるなー! イヤなところもいっぱいあるけど、なんとか生き抜いているところかな。ずっと芸人さんが大好きで、芸人以外をやりたいと思ったことがなくて。でも、大阪時代の最後の方は、上京して2年ぐらいで芸人を辞めようと考えていました。身の丈に合わない大きな仕事をいただいたときになにもできなかったり、『あれもこれもしなきゃ』『結果を出さなきゃ』『SNSも頑張らなきゃ……』っていっぱいいっぱいになっていて。

 当時は『芸人の世界なんて、自分が続けられる場所じゃない』『先輩とかテレビの人が活躍しているのって半端な場所じゃないんだな』って、そう思わないとしんどかった。相方にも上京して、『THE W』の上位に行けなかったらやめると伝えていました。でも、なんだかんだで延命しています(笑)」

日めくりカレンダー「エルフ・荒川の日めくり まいにち、GAL! なんか知らんけど生きる元気が湧いてくる31のギャル語録」
日めくりカレンダー「エルフ・荒川の日めくり まいにち、GAL! なんか知らんけど生きる元気が湧いてくる31のギャル語録」

芸人としての目標「年間のテレビ出演本数ランキングに載りたい」

――芸人を辞めることを考えながらも、22年4月に上京を果たしました。1年がたとうとしていますが、現在の心境は。

「まあ、もともとはノリもあります。いろんな人が切磋琢磨(せっさたくま)している舞台で、1回は東京に行ってみたいと思ったんです。それまで一切東京に行きたいなんて思っていなかったのに、ちょっとでも東京に興味が出てきたってことは、『理由なんてなくても自分を信じてみよう』っていうか。そう思うくらい、けっこう追い詰められていたのかもしれません。

 でも、賞レースに出たことでいろんな人に助けてもらえたんです。ヨネダ2000とか、東京の芸人さんに出会えたこともすごく大きくて、延命できた。みんなのことが大好きになっちゃったんですよね。やっぱり、『THE W』の前とかは、『私なんてムリ!』みたいなモードに入ることもあって。そういう最悪な状態に陥っているとき、ヨネダの誠が『荒川さん、(現場で)おいしいマカロンを出してくれるので食べましょうね』って何気ない言葉をかけてくれたことがすごくうれしかった。誠は覚えていないかもしれないけど(笑)。

 ヨネダはずっとネタのことを考えているし、オダウエダは自分の好きなことばかりをやっている。世間知らズの西田さんもおもしろいし、ぼる塾さんはタレントと舞台どちらも頑張っていて、東京の女性芸人さんは最強すぎ。『私らも追いつかな!』というモチベーションにもなりますし、神保町の劇場では後輩もできました。でも、全然まだまだ。自分がなにをしていて、どの位置にいるのかもわかんないくらいだけど、みんなみたいに頑張りたいという気持ちはあります!」

――荒川さんが「自分にとってライバルだ」と思う芸人はどなたでしょうか。

「派手なギャルをどこまでも極めれば極めるほど、ZAZYさんの存在は意識しますね。私、ZAZYさんの衣装大好きなんですよ。かわいくないですか? でも、自分がどれだけ派手にしてもZAZYさんには勝てない! テレビを見ていて『あれ? 私なんか痩せた?』と思ったらZAZYさんだったこともあるんで(笑)」

――最後に、芸人としての目標を教えてください。

「テレビにもっと出たいし、おもしろくなりたい! おもしろくてかわいい人になりたいってずっと思っています。年間のテレビ出演本数ランキングに載りたいですね。あれってやっぱり、売れっ子の象徴。求められる人になりたいです!」

□荒川(あらかわ)1996年8月30日、大阪府和泉市出身。2016年に相方・はるとお笑いコンビ「エルフ」を結成。ボケ・ネタ作り担当。22年、活動拠点を大阪から東京に移し、女芸人No.1決定戦『THE W』で初の決勝進出を果たした。中学時代からギャルに憧れていたが、高校では校則が厳しかったため、NSC入学後に髪を金色に染めてギャルデビュー。あらゆる芸人をメイクでギャルに変身させるのが好き。SNSにてギャルネタを上げ、幅広い層に支持されている。血液型A。

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