紗倉まな、恋愛小説集発売で“恋愛観”明かす「好きなのに純粋な好きを貫けない」

女優、作家などマルチに活躍する紗倉まなが20日、都内で恋愛小説集『ごっこ』(講談社)刊行記念記者会見に出席した。

記念記者会見に出席した紗倉まな【写真:ENCOUNT編集部】
記念記者会見に出席した紗倉まな【写真:ENCOUNT編集部】

前作は野間文芸新人賞候補作に

 女優、作家などマルチに活躍する紗倉まなが20日、都内で恋愛小説集『ごっこ』(講談社)刊行記念記者会見に出席した。

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 初めて書き下ろした小説『最低。』は映画化され、前作『春、死なん』は野間文芸新人賞候補作となり、女性作家としても注目を集める紗倉。3年ぶりとなる小説集は、曖昧な関係に振り回される女たちの不器用な恋が描かれた作品となっている。

 紗倉は今作の注目点を聞かれ、「今までの作品と違う部分が、感情が高まって今までよりも躍動感のある話が書けたのではないかと感じています」とコメント。悩みを抱えた登場人物たちの着想は、「もともと私が短気で、クレーマー気質だったりするのですが、そういう自分の心の底で濁って溜まっていたような思いが書けたらいいなと思っていて、それが登場人物たちの気質に影響している気がします」と語った。

 プライベートの恋愛を振り返り、「ことごとく玉砕してきた感じです」と苦笑い。どの作品の登場人物が自分に似ている? という質問が出ると、「一番色濃く出ているのは『見知らぬ人』に出てくる主人公です。好きな相手に対して、好きなのに短所を見つけ出そうとしたり、純粋な好きを貫けない部分が似ていると思います」と恋愛観を明かした。

 3月で30歳になることを受け、「20代の頃は自分をうまくコントロールできていなかった。30代は自分をうまく扱えるような、そんな年にしたいと思っています」と意気込み。最後に「本職の方では男性の方々に多く見ていただいているのですが、女性の方にも手を取って読んでいただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

次のページへ (2/2) 【写真】紗倉まなの全身ショット
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