小栗旬、中川大志のエランドール新人賞をプレゼンターとして祝福 『鎌倉殿』では壮絶共演

俳優の小栗旬が2日、都内で行われたエランドール賞の授賞式に出席した。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で共演した中川大志が受賞した新人賞のプレゼンターとして登場した小栗は「これを機にすばらしい俳優になっていただけたら」とエールを送った。

サプライズで授賞式に登場した小栗旬【写真:舛元清香】
サプライズで授賞式に登場した小栗旬【写真:舛元清香】

「小栗旬畠山の姿が役者・中川大志の姿と重なった」

 俳優の小栗旬が2日、都内で行われたエランドール賞の授賞式に出席した。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で共演した中川大志が受賞した新人賞のプレゼンターとして登場した小栗は「これを機にすばらしい俳優になっていただけたら」とエールを送った。

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 エランドール賞は一般社団法人日本映画テレビプロデューサー協会が主催する賞で、12月1日から翌年11月30日が審査対象期間。中川は2022年、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や日曜劇場『オールドルーキー』など話題作に相次いで出演。『鎌倉殿』では、武士の中の武士、畠山重忠役を熱演し、小栗演じる北条義時との死闘が大きな話題に。さらに、音楽劇『歌妖曲 中川大志之丞変化』では本格的な舞台に初挑戦ながら座長を務めるなど、活動の幅を広げている。

 中川は「歴史ある賞をいただけてうれしい」と笑顔を見せ、「『鎌倉殿の13人』だったり『オールドルーキー』だったり、周りから反響をたくさんいただいて、すごく濃い1年でした」と回顧。「小栗旬さんや綾野剛さんのように僕が子どものときから第一線で活躍している先輩方の姿を見ていると、作品をよくするためにいろんな制約がある中で戦っている姿を見て、『僕らの世代ももっと頑張らなきゃいけない』『自分たちも次の世代に憧れてもらえる先輩になっていけたら』と思いました」と話し、「引き続きがんばります」と言葉に力を込めた。

 その直後、プレゼンターとしてその小栗が登場すると聞かされた中川は、「マジですか?」と驚いて思わずその場で1回転。花束を手渡されると、笑顔で熱い抱擁を交わした。小栗は「どうも、中川くんが子どものころから第一線で活躍している小栗です」とあいさつ。「すでに20分ほど押しているので……」とすぐに降段しようとしたが、中川に「もうちょっと(コメントが)ほしい」とねだられ、再びマイクの前に立った。

 小栗は「一緒にやらせてもらった『鎌倉殿』の現場では、僕をひっくるめてすべての俳優に負けずにチャレンジしていく畠山の姿が役者・中川大志の姿と重なって、素晴らしい俳優さんだと思った」と現場での姿勢を絶賛。「この賞を機に、素晴らしい俳優さんになっていただけたら」とエールを送った。

『鎌倉殿』では、小栗演じる北条義時と中川演じる畠山重忠の壮絶なラストが話題に。撮影の裏側について話題を振られると「ドラマや映画は総合芸術。僕らのわがままを聞いてくれた美術スタッフがいて、どんどん壊れていく鎧のことを気にせず戦ってくれと言われて、そういうシーンを確実に画に納めてくれるカメラマン、監督、スタッフ一同がいたことでできたものだと思います」と周囲に感謝し、「とにかく次の日の体の痛さが半端じゃなかった」と振り返っていた。

 授賞式後に囲み取材に対応した中川は、今後の役者としての目標を問われると「大河ドラマの現場は自分にとってすごく思い入れがある。いつか大河の主役をやれるよう」と意気込み、「そういう先輩方の背中を見させていただいた1年でした」と笑顔を見せていた。

 囲み取材の終了間際には報道陣から「プライベートに仕事に順調ですね」と声をかけられ、「ありがとうございます。頑張ります」とはにかんでいた。

次のページへ (2/2) 【写真】がっちりと握手を交わす小栗旬と中川大志
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