ボクシング興行「3150FIGHT vol.4」（2023年1月6日・エディオンアリーナ大阪第一競技場＝ABEMAで全試合無料生中継）

　初めて手掛けた世界戦2試合を含む全11試合終了後に、亀田興毅ファウンダーが興行を振り返った。

　世界戦2試合はまさかの結末となった。IBF世界ミニマム級タイトルマッチでベルト獲得に挑んだ重岡銀次朗は3R、終盤の偶然のバッティングで王者ダニエル・バラダレス（メキシコ）が負傷。バラダレスのダメージが大きく、レフェリーが試合続行不可能と判断し試合終了となった。試合の前半でのアクシデントとなるため、IBFの規定により無判定試合となった。

　またWBO同級タイトルマッチでは谷口将隆が2R・TKO負けでベルトを失った。

　興毅ファウンダーは「3150FIGHTは何かが起きるイベントだなと。この日の為にみんな選手全員死に物狂いで練習してきて、ひたすら減量してこの日を迎えて、それは全選手に言えることですが、いい選手も残念な結果の選手もいる。これがボクシングなのかなと思いますね」と淡々と振り返った。

　不完全燃焼の結果に終わった重岡については「ああいった形で勝負がついていない形になっているのは事実なので、この試合までの重岡銀次朗という選手を見てきましたけど、華もあって楽しみな選手には変わりない。3150FIGHTとして、ファウンダーとして、明日会見して発表になると思うんですが、何としてもリマッチできる方向にもっていこうと思っています」と再戦へ動くことを約束した。