【RIZIN】武田光司、“先鋒”抜てきに責任感「何が何でも“勝ち”をつかみに行く」

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(ABEMA PPVで全試合を完全生中継)は大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される。「Bellator」との対抗戦で先鋒としてガジ・ラバダノフ(ロシア)と戦う武田光司(BRAVE)が試合直前インタビューに応じた。

武田光司【写真:ENCOUNT編集部】
武田光司【写真:ENCOUNT編集部】

“レスラー”タイプのガジ・ラバダノフと対戦

 格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(ABEMA PPVで全試合を完全生中継)は大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される。「Bellator」との対抗戦で先鋒としてガジ・ラバダノフ(ロシア)と戦う武田光司(BRAVE)が試合直前インタビューに応じた。

 武田が2022年の初めにツイートしていた「俺も今年は海外勢と戦う」、「俺は今年は4試合はやりたい」。言葉通りの1年になった。4月の「RIZIN.35」ではスパイク・カーライル(米国)と対戦し2Rにフロントチョークで落とされ敗戦。再起戦となった7月の「RIZIN.37」ではジョニー・ケース(米国)と戦い判定勝ち、10月の「RIZIN.39」でのザック・ゼイン(米国)戦では1Rで腕ひしぎ十字固めを極め勝利を収めた。

 そして今年4戦目、大みそかには“ヌルマゴ軍団”ラバダノフと対戦する。武田は「ついに来たかって感じ。今年、僕が目指していたのが『海外の選手と試合をしたい』、『4試合したい』。1番最後に、1番強い相手。だからやるだけです」と端的に心境を明かす。

 そんなラバダノフの印象について「レスラーですね。僕はグレコローマンスタイル。彼は足を触って、タックルなどで投げていくイメージが強い。さらに打撃の距離感を取るのがうまいです」と分析した。

 4月の試合の前には精神的な弱さがあったことを明かしていた武田。しかし、敗戦後は強豪外国人選手相手に2連勝。心境の変化を明かした。

「負けてから自分で環境を変えることを心掛けていました。BRAVEって知った練習仲間に先輩がいてすごく居心地が良いんですけれど、それを変えなきゃダメだなと海外の方にも練習に行きました。それが自分の気持ちとファイトスタイルに変化を与えました。今はパンクラスイズム横浜さん、ロータス世田谷さんにも出稽古に行かせてもらっています。そういう風に自分で自分の練習環境を変えることを意識していました。それが自然と自分の自信となって、ファイトスタイルや動きを変えるきっかけになりました」

 チームRIZINのトップバッター。レスリング時代も団体戦の経験のある武田は改めて“先鋒”の役割を説明した。

「先鋒というのはチームを勢いづけるポジション。がむしゃらに向かっていって、何が何でも“勝ち”をつかみに行くのが大事だと思っています。高校生のときは階級的に先鋒ではなかった。今回は階級など関係なしに僕が先鋒に抜てきされました。そのため僕がチームを勢いづけなければいけません。どんな手を使ってでもと言ったらおかしいですけれど、何が何でも勝ちに行く泥臭さを見せなきゃいけない。絶対勝ちますね」

「世界のトップ団体にチームRIZINを見せつけられたら」とうなずく。日本代表の先鋒として勝利をもぎ取る黒い背中に期待したい。

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