“任侠女子”を生み出した大ヒットVシネ「日本統一」 「anan」でも特集された人気の裏側

今、Vシネが女性ファンの熱い視線を集めている。中でも任侠シリーズ「日本統一」はスピンオフを含めるとシリーズ累計60本を突破、その人気は群を抜いている。ENCOUNTでは同作品の2人の主人公、氷室蓮司を演じる本宮泰風(50)と、田村悠人を演じる山口祥行(51)をインタビュー。今や、“ネオVシネ四天王”とも呼ばれる2人に大ヒットの裏側を聞いた。

「日本統一」で主人公を演じる本宮泰風(右)と山口祥行【写真:山口比佐夫】
「日本統一」で主人公を演じる本宮泰風(右)と山口祥行【写真:山口比佐夫】

氷室蓮司を演じる本宮泰風、田村悠人を演じる山口祥行を単独インタビュー

 今、Vシネが女性ファンの熱い視線を集めている。中でも任侠シリーズ「日本統一」はスピンオフを含めるとシリーズ累計60本を突破、その人気は群を抜いている。ENCOUNTでは同作品の2人の主人公、氷室蓮司を演じる本宮泰風(50)と、田村悠人を演じる山口祥行(51)をインタビュー。今や、“ネオVシネ四天王”とも呼ばれる2人に大ヒットの裏側を聞いた。(取材・文=角野敬介)

 ◇ ◇ ◇

――2013年に制作がスタートした「日本統一」がここまでの大ヒット作品になるというのは想像していましたか。

本宮「最初は思ってなかったです。配信の時代にうまくマッチしたのかなと。結局、頑張って続けてやってきたことがこうして形になったのかなと思います」

山口「廃止になる前のパッケージのレンタルでも、多少数字は良かったんですよね。今まであったVシネの中でも。過去には、やめる、やめないっていう話もありました。せっかくチームワークもいいし、続けていこうかって、泰風が引っ張ってくれたんですよ」

――途中では、やめるというようなお話もあったんですね。

本宮「結構初期の頃ですね。さっき山口が言ったように、数字が決して悪いということではなかったんですけど、なんとなく数字も落ち着いてきて。Vシネって20本、30本も続くシリーズってそんなにないので、まぁぼちぼち(終わり)かなって、メーカーのほうから言われたことがあって、そこで『続けさせてもらえませんか』とお願いに行ったんです。続けさせてくれって言った限り、こっちもやることはやらなきゃいけない、って続けてやっているうちに、配信が主流の時代になってきて、数字がついてきてくれました」

山口「ぶっちゃけ泰風がやろうって言わなかったら、やんなくてもよかったかなって」

本宮「どうでもいいよね。シリーズってそういうもんなんですけど、たまたま僕がどこかで、続けた方がいいなっていう思いがあったので、続けさせてくれってお願いしたんですけど、それも何も根拠のないことだったので、結果としてはよかったかなと」

――“任侠女子”という言葉が生まれるほど、女性ファンからも支持されています。先日は「anan」でも特集が組まれました。これまでにはなかったことですが、どのように感じていますか。

本宮「そこは意識してやっているわけではないので。もちろんうれしいですけど、この間も映画の舞台あいさつとか行った時も、女性のファンがたくさん来てくれました。まぁその女性ファンはほとんど山口さんのファンなんですけどね(笑)」

山口「泰風はこうやって言ってくれますけど、きっと日本の女性が韓国ドラマを見すぎて、泰風みたいな日本男子を見たくなったんじゃないのかなと(笑)。まぁでも僕もそんなに意識はしてないですね」

本宮「別に男性でも女性でも、見てくれる人が多い方が僕らはいいので。女性が増えてきたことを意識して作ってしまうと、それはまた違ってくるのかなと思うので、気を付けながら作っています」

女性から絶大な支持を集める本宮泰風【写真:山口比佐夫】
女性から絶大な支持を集める本宮泰風【写真:山口比佐夫】

――作品内での2人の息の合ったところが人気の要因でもあります。同い年で高校時代からお互いのことをよく知っているということですが、最初の出会いは覚えていますか。

本宮「初対面の記憶は……ないですね。しょっちゅう会ってたんで、そこに行けばいるみたいな。お互いそういう感じだったのかな」

山口「同じグループという感じでもなかったし、街の顔見知りという感じだったのかな。けんか? するわけないじゃないですか(笑)」

――そこから30年以上のお付き合いということですが、お互いだけが知るような意外な一面があれば教えてください。

山口「泰風は、お酒を全く飲まない」

本宮「今は全く飲まないです。昔はちょっと飲んでたんですけど、ここ15年は飲んでません。山口さんの場合はもう開けっ広げなんで、イメージとかそういうのも全然気にしない。だから、多分そのまんまなんじゃないですかね。ちょっと知ってる人は、すべてを知ってると言っていいくらい裏表があるタイプじゃない。あとは、思ってる以上に賢いところがありますね。ちょっとばかっぽい振りをして、ごまかすところがあるんですよ。彼のやり口としてはばかな振りをして、めんどくさいことには関わらない」

山口「かもしれないです(笑)」

――では、お互いの魅力はどこでしょう。

本宮「きりがないくらいありますね。寒くても絶対インナーを着ない(笑)」

山口「そうですね……(笑)。泰風は寝ない」

本宮「(山口は)どんなに大事な用事があっても、犬にエサやりに帰る(笑)」

「肩の力を抜いて、楽しんでもらえる」と語る山口祥行【写真:山口比佐夫】
「肩の力を抜いて、楽しんでもらえる」と語る山口祥行【写真:山口比佐夫】

10月から民放でも放送、山口「嬉しい。任侠ものがですよ」

――スピンオフも含めてシリーズ累計60作品を超えています。今後はどんな展望を描いていますか。

本宮「まだ言えないんですけど、すごくいろいろなことが決まってます。この先、え、そんなとこでやるの?っていうようなものもありますし。だから今は、こなすのに精いっぱいみたいなところがあって、みんな違う仕事もしなきゃいけないんで。ちょっと大変なんですけどね」

山口「1つちょっとうれしいのが、民放でも放送してくれるようになったということですね。任侠ものがですよ」

――10月から日本統一・北海道編が北海道文化放送(フジテレビ系)で放送中です。地上波で放送されるのはシリーズで初めてとのことですが。

本宮「舞台が任侠の世界というだけで、テーマは完全懲悪の単純な話なので、そこは一般の人でも共感してもらえるところなのかなって」

――初めて見るファンへ、見どころを教えてください。

本宮「途中から見ても十分楽しめる作品にはなってると思います。キリがいいところが何か所もあるので、そこら辺をうまく繋いでいくと、最新作まで行ける。そういう見方があるんじゃないかなと思って、ディレクターズカットみたいなものが、うまくできないかなと今探っているところです」

山口「そんなにシリアスでサスペンスとかってあるわけでもないので、肩の力を抜いて、楽しんでもらえる作品になっているかなと思っています」

■本宮泰風、山口祥行の2人はABEMAで毎週水曜日(午後11時30分)に放送中の「デマ投稿を許さない」に出演(28日放送)する。坂上忍がMCとなり、毎回ゲストにまつわるネット上の噂やデマについて視聴者代表として1対1で真実に迫り、解き明かしていくトークバラエティ番組。ENCOUNTでは、さまざまなゲストに直撃し独占インタビュー。番組には収まらなかった本音を引き出す。

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