9人組パフォーマンスユニット「円神」の最年少リーダーで俳優の瀧澤翼が7日、都内で行われた帝国劇場2023年3月公演・ミュージカル「SPY×FAMILY」（23年3月8日～29日）の制作発表記者会見に出席。“推し”のユーリ・ブライア役を演じるにあたり、熱い思いを語った。

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　同ミュージカルは、「少年ジャンプ＋」（集英社）で連載中のスパイアクション＆ホームコメディ「SPY×FAMILY」（遠藤達哉氏原作）の舞台化。スパイの男、超能力者の少女、殺し屋の女が互いの秘密を抱えたまま「仮初めの家族」となり、それぞれの利害のために生活を共にしていく物語。舞台演出家のG2氏が脚本・作詞・演出を手がける。
　
　舞台では、敏腕スパイの黄昏（たそがれ）／ロイド・フォージャーを森崎ウィンと鈴木拡樹、殺し屋の女・いばら姫／ヨル・フォージャーを唯月ふうかと佐々木美玲（日向坂46）、ヨルの弟のユーリ・ブライアを岡宮来夢と瀧澤がWキャストで演じる。また黄昏に協力する情報屋のフランキー・フランクリンを木内健人、黄昏の後輩スパイの夜帷（とばり）／フィオナ・フロストを山口乃々華、黄昏の仮の娘・アーニャが入学する名門イーデン校の教諭ヘンリー・ヘンダーソンを鈴木壮麻、黄昏の上官で「鉄鋼の淑女」の異名を持つシルヴィア・シャーウッドを朝夏まなとが演じる。

　瀧澤が演じるのは、姉のヨルを溺愛するエリート秘密警察のユーリ。ヨルのことが好きすぎるあまり、「ボクは姉さんのいるこの国を守るためだったら何だってする。『何だって』だ」と語るほど、姉のことになると理性的な判断ができなくなる役どころ。

　原作の大ファンだという瀧澤は、「お話をいただいた時、僕はユーリのように理性を失うくらい喜びました！　本当にうれしすぎてたまらなかった！」と興奮気味に語った。「推しのキャラがユーリ・ブライアだったので、『自分が推しを演じられるんだ』っていう驚きと共に、新しい感覚に包まれながらこの先続いていくんだろうなと思った」と喜んだ。

　自身とユーリには「共通点」が多々あるという。「ユーリは身長179cm、僕も179cm。ユーリにも僕にもお姉さんがいる。ユーリは20歳なんですけど、僕が初日公演（23年3月8日）を迎える1週間ほど前（23年3月2日）に20歳になるので、全くユーリと一緒の状態になる！」と興奮気味に語り、「なので、ユーリ・ブライアが（初日）当日に完成させられる状態！　みなさま楽しみにしていただければ！　宜しくお願いします！」と笑顔で語った。

　また今年は「円神」で野外ライブを行ったり、個人でもドラマのレギュラー出演や初めてのミュージカルに挑戦したりと、「夢のような年」だったと振り返る。「この経験をいかして、来年の『SPY×FAMILY』のミュージカルに全てを賭けてのぞみたい。とても『わくわくっ!!』しております」とアーニャのお馴染みのせりふを交えて意気込んだ。さらに「この作品を良くするためなら何だってする！　『何だって』だ！」とユーリ節で会場を沸かせた。

　公演は帝国劇場で23年3月8日から。4月には兵庫・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール、5月には福岡・博多座でも上演される。会見ではプロモーション映像も初公開された。

【SPY×FAMILYあらすじ】
時は東西冷戦時代。隣り合う東国「オスタニア」と西国「ウェスタリス」の平和は、表面上保たれていた。ウェスタリスの情報局対東課「WISE」所属で敏腕スパイのコードネーム・黄昏は、高い諜報能力を駆使し水面下で幾度も東西両国間の危機を回避してきた。そんな中、黄昏に新たなミッションが下される。東西平和を脅かす危険人物・オスタニアの国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、「1週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門イーデン校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ」というもの。この極秘任務は「オペレーション『梟（ストリクス）』」と呼ばれ、黄昏は人の心を読むことができる超能力者・アーニャを娘に、殺し屋という裏の顔を持つヨルを妻に、『仮初めの家族』を結成。3人は互いに素性を隠しながら生活を共にすることになった。

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プロモーション映像：https://youtu.be/OSOQjF3xuP8