篠原ともえ、シノラー時代を振り返る「学校が想像力を受けて止めてくれた」
タレントでデザイナーの篠原ともえが9日、都内で行われた「文化服装学院×HOTSOX11/09 ラフォーレ原宿記者発表会」に登壇した。イベントでは、篠原が将来のファッション業界を彩っていく後輩たちへエールを送った。
「文化服装学院×HOTSOX11/09 ラフォーレ原宿記者発表会」に登壇
タレントでデザイナーの篠原ともえが9日、都内で行われた「文化服装学院×HOTSOX11/09 ラフォーレ原宿記者発表会」に登壇した。イベントでは、篠原が将来のファッション業界を彩っていく後輩たちへエールを送った。
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文化女子大学(現・文化学園大学)短期大学部服装学科の卒業生で、第101回ニューヨークADC賞でシルバーキューブとブロンズキューブの2冠を達成するなど、デザイナーとしても活躍する篠原は「ちょうど90年代に自身でスタイリングしていたシノラーファッション時代は私、女子大生だったんです。課題がたくさん出るんですけれども、課題の中からだんだんとシノラーファッションが浮かび上がってきて、それが形になりました。メディアはファッションショーのような感覚で、たくさんお洋服を見てもらえるチャンスをいただいたんですね。25年かかってデザインの仕事としっかり向き合うことができたのですが、想像力を受け止めてくれる場所として学校には感謝しています」と振り返った。
また、篠原は「今でも文化(女子大学)の図書館にリサーチをしにいったりとか、当時の先生とお付き合いがあって、縫製の時にわからないことがあったらご連絡をしています。学校は学生だけでなく一生付き合っていく存在。成長したいと思ったら、先生が受け入れてくれた。授業が終わっても、作品を見てもらうのは、おすすめですよ」と学生たちに手ほどきをしていた。
当日はシックなファッションを身にまとっていた篠原。学生から「今でもシノラーのようなカラフルで派手なファッションをしたいと思うことはありますか」と質問が上がると、篠原は「ありますよ。当時、私のステージはテレビの鮮やかなセットの中だったんですね。当時のセットはすごく華やかでおもちゃの夢のようなワンダーランドみたいな空間だったんです。その中に飛び込むとしたらどうしたらいいんだろうと想像しながら、デザイン画を描いて、ファッションを生み出していたんですね。ファッションはTPOに合わせることが大事。当時のシノラーのTPOはカラフルなアイテムが大切だったんです。本日は学生さんが主役ということでモノトーンにさせていただいたのですが、華やかなステージのときはそういったファッションをしたいと思っています」と答えていた。
さらに、篠原は2020年に夫の池澤樹とデザイン会社を立ち上げているが、「作ることがうれしい楽しいだけではなくて、どうやったらたくさんの皆さんの手に届くようになるか。そういうことも考えるようになったんですね。作ると同時にとにかくたくさんリサーチをします。そして、しかるところまでPRしていく。ちょうどコロナ禍の時期は、皆さんお仕事も止まっていたので、PRポイントを自身でまとめて、自分でメディアの方にお電話をしてアプローチしていました」と現況を明かしていた。
RENFRO JAPANは、将来アパレル業界に進む文化服装学院学生に実体験としてビジネスを学ぶ場を提供し、オリジナルブランドである「HOTSOX」と文化服装学院学生のコラボレーションアイテムを製品化。同コラボレーション企画では、文化服装学院デザインコンペ入賞作品14点が「HOTSOX」とのコラボレーションで来年1月11日までプロモーション販売をする。