【舞いあがれ!】哀川翔が朝ドラに縁なかった理由考察「朝の風景に俺のイメージは…」

俳優・哀川翔が、船大工・木戸豪役で出演しているNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の気持ちや、演じる役の印象、共演者の印象について語った。物語は女優・福原遥が主人公・岩倉舞を演じ、東大阪や長崎・五島列島を舞台に、舞がパイロットになる夢など空への夢を見つけて奮闘する姿を描く。

船大工の木戸豪役の哀川翔【写真:(C)NHK】
船大工の木戸豪役の哀川翔【写真:(C)NHK】

ヒロインの祖母と懇意にしている船大工の木戸豪を熱演

 俳優・哀川翔が、船大工・木戸豪役で出演しているNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の気持ちや、演じる役の印象、共演者の印象について語った。物語は女優・福原遥が主人公・岩倉舞を演じ、東大阪や長崎・五島列島を舞台に、舞がパイロットになる夢など空への夢を見つけて奮闘する姿を描く。

「朝ドラは初出演なんですよ。大河ドラマには何度か出演しているのですが、朝ドラには本当に縁がなくて。やっぱり朝の風景に俺のイメージはちょっと合わないような感じだったんでしょうね。だから今回オファーがきて驚きましたね。でも朝ドラはよく見ているんですよ。朝は早くから起きて朝ごはんは7時ぐらいには食べている。ドラマが始まる時間は犬の散歩も終わってゆっくりとしている感じですね」

 演じる木戸は舞の祖母・祥子(高畑淳子)と懇意にしている船大工。祥子の亡き夫が操縦していた船を造った。息子が島を出て家業を継ぐ気がないのを寂しく思っている設定。

「船大工の木戸は、長く島に暮らしてきてそれなりに年を経て、コミュニケーション能力がすごくたけている人間なんだと思いますね。そうした島の人の温かさを出していきたいと思いながら演じています。夫を亡くした祥子たちを見守るのも、祥子の亡き夫が操縦していた船を造っていた信頼関係があったのだろうけど、何かあったら助けるぞという気持ちでいるんだと思いますね。釣り好きな木戸がタイやサバを釣っては祥子の家に持ってくるのは、ふだんの僕と全く同じ。先日もアジやイサキを50~60匹程度釣ったので近所に配り歩きましたから(笑)。五島列島は釣り好きの聖地と聞いていたので島のロケも楽しみでしたね。オフの日に船釣りを計画していたけど、5月なのに風が冷たくて断念したんです。機会があればまたぜひチャレンジしたいですね」

 現場の雰囲気や共演者の印象はどうか。

「舞役の福原さんとは初めての共演。明るくて現場を楽しんでいますね。ヒロイン像にぴったりだと思います。これからいろんなことを体験していろんな人たちと絡んでいくと思うけど、そういうひとつひとつがヒロインの力になっていくんじゃないかな。ヒロインのおばあちゃん役の祥子を演じる高畑さんは、撮影前は『もう、大変大変』て言っているんだけど、役者魂を見せつけられるようなすごく良い芝居をされていますよ。これまで連れ合いがいたのが、亡くなってしまって、そこから1人で子どもを育てないといけなかった、生活していかなくちゃいけなかったという1人で闘ってきた島の熱い女というのがすごく伝わってきますね」

 最後は視聴者にメッセージ。

「どんどん展開が進むおもしろい作品です。五島列島は本当に自然がすばらしく魚介も五島牛もおいしいし、島の人たちも温かい。でも一方で若者が島から離れていくという問題も抱えているんだよね。そういったところが映像を通して伝わったり、関心を持っていただけたらうれしいよね」

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