【純愛ディソナンス】正樹と冴が抱える“親子”問題に新展開 賢治から手切れ金を渡された冴は…

フジテレビ系木10ドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木・午後10時~)の第10話が15日に放送された。主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が演じる教師と吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係が、“純愛”を軸にしながらもやがて不協和音(ディソナンス)となっていく展開を描く。

主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔【写真:(C)フジテレビ】
主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔【写真:(C)フジテレビ】

次週がいよいよ最終回

 フジテレビ系木10ドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木・午後10時~)の第10話が15日に放送された。主演を務める「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が演じる教師と吉川愛が演じる女子生徒との禁断の関係が、“純愛”を軸にしながらもやがて不協和音(ディソナンス)となっていく展開を描く。

 同作は原作のない完全オリジナル。青春と恋とサスペンスを描く第1部。そして恋と仕事における女同士・男同士のバトル、さまざまな思いが交錯する大人の人間模様を描く5年後の第2部で構成される。随所に事件性、エキセントリックな展開がちりばめられた、純愛&ドロドロ展開の新時代エンターテインメントになっている。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 服役中の元同僚・加賀美(眞島秀和)から意味深な手紙を受け取った正樹(中島裕翔)は、加賀美のもとに接見に訪れる。加賀美は正樹が愛菜美(比嘉愛未)と結婚したことや、現在、冴(吉川愛)と交際していることをなぜか知っていた。一方、路加(佐藤隆太)は「セカプリ」の顧客情報流出の責任をとって代表の座を退き、マスコミから逃れるために愛菜美の部屋に転がり込む。

「モノリスエステート」社長の賢治(光石研)は、正樹の父・秀雄(神保悟志)が理事長を務めていた学校法人「立秀学園」の土地の売買契約書を正樹に手渡し、サインをもらってくるように告げる。5年ぶりに実家を訪れた正樹は、秀雄が認知症を患っていることを知る。そのころ、冴は母・静(富田靖子)が3年前に胃がんの手術をしており、昨年再発したことを聞かされる。

 そんな中、冴は愛菜美の兄・北都(和田正人)から声をかけられ、モノリスエステートに連れてこられる。そこで賢治から正樹との手切れ金として500万円を差し出される。冴は受け取りを拒否するが、そこで正樹と愛菜美がまだ離婚していないことが判明する。

 それぞれの親が抱える事情が少しずつ変わってきた正樹と冴。冴は「私たちは親から離れられない」「私たちは親のことで傷をなめあってきた気がする」と正樹に話し、「普通の恋をしたい」と突き放してその場を立ち去る。

 立秀学園が所有する土地の権利書を賢治に渡した正樹は、本格的に仕事に復帰すると宣言。モノリスエステートの参加に入ったコアスパークを任されていた北都から事業を引き継ぐことになる。そこで正樹は北都のパソコンから、「Hermit」(ハーミット)を名乗る人物が冴についての詳細な情報をメールで報告していた痕跡を発見する。

 シェアハウスでは、晴翔(藤原大祐)が元気のない冴から話を聞いていた。そこで賢治から手切れ金を受け取り、静に治療を受けさせる決意をしたと打ち明ける冴。冴は「今ならまだ戻れる気がする」と正樹への思いが消えたわけではないと話す。

 Hermitの正体を探ろうとする正樹は慎太郎(高橋優斗/※「高」の正式表記ははしごだか)のもとへ。正樹と冴の関係を引き裂くために画策していた人物がいること、その人物がHermitと名乗っていたことに気づいた慎太郎。正樹たちは晴翔の荷物の中から見つけた家族写真で、晴翔と加賀美が親子であること、Hermitの正体が晴翔だと知る。

 急いで加賀美に接見しにいく正樹。加賀美は晴翔の母が自殺したこと、晴翔が「お母さんはあんたと新田正樹で殺した」と告げにきたことを告白する。当時の状況を改めて思い出して違和感を覚えた正樹は、加賀美にまだなにか隠しているのではないかと迫る。

 そのころ、冴は晴翔に連れられて母校・桐谷高校を訪れていた。そこで晴翔は冴に「愛人って本当にお気楽だよな」「小坂ってやつにそっくりだ」と話す。驚く冴に、晴翔は自分が由希乃(筧美和子)を殺害した真犯人であると打ち明け、「人の家庭を壊しておいて、きれいに終えようなんて思うな」と追い詰める。

 第10話では晴翔が加賀美の息子であることや、正樹と冴を引き裂こうと暗躍していた人物・Hermitが晴翔だと判明。さらに物語のきっかけとなった由希乃の殺害についても晴翔が真犯人であると明らかに。視聴者は「そういえば晴翔ちょいちょい慎太郎さんや静さんに悪魔のささやきしてたよね」「まさか小坂先生事件の犯人だったとは」「本性知ってからアカツキ荘での発言の数々を見返すときっとゾワッとするんだろうな」と本性を見せた晴翔に恐怖を抱いた様子。

 22日に放送される最終話では、晴翔から呼びされた正樹が桐谷高校に走る。晴翔に追い詰められた冴と正樹の行く末や、碓井家、慎太郎、路加、静たちの抱えた問題の結末が描かれる。

次のページへ (2/2) 【写真】“Hermit”の正体が判明…「純愛ディソナンス」第10話の場面カット
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