格闘技イベント「RIZIN.38」（25日・さいたまスーパーアリーナ＝ABEMAで完全生中継）で萩原京平（SMOKER GYM）と対戦する鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）が13日、公開練習を行った。

　パラエストラ柏で行われた公開練習。当初はシャドーとサンドバッグを打つ予定だったが急きょ同じ大会に出場する扇久保博正（パラエストラ松戸）との対面シャドーを行うことになった。

　階級が違うRIZINファイター同士がリングの中で拳を交えるある意味貴重な公開練習。鈴木は長い脚を使って上手く蹴りを繰り出していた。

　公開練習後の質疑応答ではコンディションについて「今週はもういつも通り仕上がっているので、風邪を引かないでけがさえしなければばっちりって感じですね」と明るく応える。

　またこの試合への思いを「意地の張り合い。どっちかが折れたら負け。ちょっとけんかに近いかもしれないですね」と語った。

　週に2回～3回ほどパラエストラ松戸で練習をしているという鈴木。理由について「やっぱり同じ階級の人が多いというのと強い選手が集まっている。そこで練習をするのは自分のためになっているので行っています」と説明した。

　ハワイ会見では朝倉未来との交流が話題に。最近では未来の所属ジム「トライフォース赤坂」で練習を行っている様子もSNSで反響を呼んでいた。萩原対策を教わったようだ。

「実際に練習をして自分の手札と萩原選手の手札を見比べたときに未来選手から『千裕はこういう手札を持っているからこうすれば勝てる』というワンポイントアドバイスをもらいました」と明かした。

　ハワイで開催されたトライアウトに飛び入り参加したことについても言及。

　けがへの怖さはなかったのかを問われると「そういう反応もネットを見て知ったんですけれど、そこでけがをしてしまうのはそこまでの選手だと思っています。練習試合をしてけがをしちゃうってことは格闘技センスそこまでってことじゃないですか！　勝つ人は勝つので。そこでけがをしたら、それを受け止めてけがをしながら試合をしようと思っていました。侍スピリットを見せようと思っていたので」と破天荒なコメントを残した。

　これには隣で話を聞いていた扇久保も「狂ってますね」と驚いていた。

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