お笑いコンビ・オジンオズボーンが、2022年末をもって解散することを発表した。篠宮暁が8日にYouTubeチャンネル「SHINOMIYA【オジンオズボーン篠宮】」で報告しており、相方の高松新一は年内で芸人を引退することも明かしている。

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「オジンオズボーン解散」と題したシンプルな動画で、冒頭から篠宮が「今年の年末をもちましてオジンオズボーン解散する形となっております」と報告。さらに高松は「芸人を辞めます！」と宣言した。

　篠宮によると、7月2日に高松から電話があり、芸人引退の意向を伝えられたという。高松は「理由はいっぱいありすぎる。1個じゃないから。いろんなのがあっての辞めるという話」としつつ、「分かりやすいところで言うと、芸人という仕事に対してあまり魅力を感じなくなってきた」と語っている。

　また、高松は約1年前に「キングオブコント」を目指すとしたところからの流れに言及。篠宮がピンでのネタに時間を取られる状況で、「キングオブコントを目指すって何だったんだろうなってモヤモヤし始めて……。本当は1年前に辞めたかったけど、その前にキングオブコントを目指そうという一言があったから、1年間頑張ってみようという気持ちがあった」とした。1年かかってもネタができない状況に限界を感じたという。

　篠宮は「今現在において、別に辞めんでもええやん」と、芸人を続けながら就職する選択肢も提示するが、高松は「もともと器用な人間じゃないから、どっちもやるってできないと思う。プラス、芸がこれ以上磨かれることはない。たまに呼ばれて出るだけだと」「きっちり決めたとおりに辞めよう」という考えだったことも明かした。

「いずれこうなるだろうなと思っていた」という篠宮。引退を告げられたときは「ちょっと待って。やることやってへんやん。絶対に後悔する」と引き止め、そんな自分に驚いたという。過去に芸人を辞めた人々の話から、「『あのとき、こうしとけば』っていう人が大半」と伝えるも、高松は「気持ちが変わることはなかったかな」としている。

　現在、すでに仕事をしながら今後を「模索中」という高松。「世の中、転職する人もたくさんいる。それみたいなもんよ。芸人辞めて違う仕事をするってだけの話だから」と語っていた。

　今後は年末の解散に向けて、高松を追う配信活動などの“終活”を行っていく予定とのこと。解散ライブに高松は難色を示していたが、年末にライブ、そして生配信も実施する形で篠宮が押し切る形となった。

　オジンオズボーンは、松竹芸能養成所在籍時の1999年にコンビを結成した。