新海誠監督の3年ぶりとなる新作アニメーション映画「すずめの戸締まり」（11月11日公開）が、初日から通常上映に加えIMAXでも上映されることが6日、分かった。併せて「新海誠 IMAX 映画祭」の開催も明らかになった。

　同作は「君の名は。」（2016年）、「天気の子」（19年）に続く、新海監督の3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。

　先日、主人公・岩戸鈴芽（いわと・すずめ）役のキャスト・原菜乃華（はら・なのか）が発表となり、最新予告映像では圧倒的かつ神秘的なビジュアルで描かれている日本各地の風景や“すずめの声”が初解禁。そして6日には宗像草太（むなかた・そうた）役のキャスト・松村北斗（まつむら・ほくと）が発表され、ますます大きな注目を集めている。

　そしてこのたび、公開初日より、通常上映に加えIMAX同時公開が早くも決定した。特報や予告映像が解禁されるなり話題となったのは、「すずめの戸締まり」の圧倒的な映像と音楽の美しさ。すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原や、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空、日本各地の風景などの美しい色彩。透き通る印象的な歌声で耳に残る楽曲「すずめ」。日本全国を舞台に繰り広げられる、いま最も注目を集めるこの“戸締まりの旅”を、現代最新鋭の技術を結集したIMAXスクリーンで堪能することができる。

　また、同作のIMAX上映を記念して「新海誠 IMAX 映画祭」の開催も決定。社会現象を巻き起こした「君の名は。」「天気の子」に加え、初のIMAX上映となる「秒速5センチメートル」（07年）を9月30日より全国41館のIMAXスクリーンにて期間限定で上映する。

　さらに、「新海誠 IMAX 映画祭」入場者特典の配布も決定した。11月11日に公開される「すずめの戸締まり」だが、全国公開に先駆けて、世界最速でIMAX版を鑑賞することができる先行上映を11月7日午後7時より開催。その抽選販売の応募に必要なシリアルコード付きポストカードを全国合計20万部限定で配布する。ポストカードの表面は「新海誠 IMAX 映画 祭」のポスタービジュアルと同じデザインになっており、ここでしか手に入らない貴重なものとなっている。