NHK解説委員・岩田明子さん、同局を7月末で退職していた 解説委員の仕事は継続
NHKの政治部で記者として活躍し、政治・外交を担当する解説委員も務め、さまざまな報道番組でコメンテーターを務めてきた岩田明子さんが7月31日付でNHKを退職していたことが8日、関係者への取材で分かった。関係者によるとNHKを退職したものの解説委員の仕事は続けるという。
記者として元首相の安倍晋三氏を担当したほか、さまざまな報道番組でも活躍
NHKの政治部で記者として活躍し、政治・外交を担当する解説委員も務め、さまざまな報道番組でコメンテーターを務めてきた岩田明子さんが7月31日付でNHKを退職していたことが8日、関係者への取材で分かった。関係者によるとNHKを退職したものの解説委員の仕事は続けるという。
岩田さんは東大卒業後、1996年にNHKに入局した。岡山放送局で記者として活躍後、2000年に異動して東京勤務に。報道局政治部に所属し、亡くなった元首相の安倍晋三氏を長く担当するなど政治記者として活躍した。13年7月には解説委員に就任し、政治・外交を担当してきた。
NHKの番組では「ニュース7」「ニュースウオッチ9」など看板報道番組に出演し、しっかりした取材を感じさせるコメントから確かな情報網とネットワークの広さを感じさせていた。18年からは今年3月まで放送されていた「ニュース シブ5時」の木曜日のレギュラー解説者を務めていた。局内からはネットワークの広さとともにスクープの実績を評価する声が聞こえた。
関係者は、岩田さんについて、NHK職員という立場を7月31日に退職によって卒業したものの、NHKに残り、解説委員としての仕事を続けるようだと説明した。
退職後もNHKで仕事をするのは雇用型契約職員という形か出演者契約などが考えられる。8月に入ってもNHKの解説委員室のホームページには岩田さんが紹介されたままになっているが、NHKを退職したことで今後、NHK以外にも活躍の場を広げるのか注目される。
NHK広報局は「個別の職員の人事上の情報についてはお答えを控えます」とコメントした。