引っ越し大手「アート引越センター」の従業員とみられる男性がアパート敷地内の屋外で大便をし、ゴミを放置したとする投稿がSNS上で拡散された。運営元の「アート引越センター株式会社」（大阪市）は4日、ENCOUNT編集部の取材に事実関係を認め、謝罪した。

　騒動になっているツイートは、前日3日に投稿された。複数の写真や動画には、アート引越センターの作業着を着た男性が草むらに座り込み、用を足す様子が収められている。投稿者は場所がアパートの裏であることを指摘し、「しかもゴミも捨てていきやがった」と被害を訴えた。動画でもティッシュをまとめて投げ捨てる姿が確認できる。

　また、ネット上で広がっているツイートによると、同日中に別の従業員が清掃して、同社側が謝罪に訪れたという。

　ネット上では「これは水に流せないですね」「相当腹痛かったのかしら…」「こりゃひどい！」「せめてトイレを貸してもらえよ…」などとさまざまな反響が寄せられている。

　同社はENCOUNT編集部に回答を寄せ、「お問合せいただいている内容については、社内にて状況の確認、調査を行ったところ、そのような事案があったことは事実でございます」と事実について認定。そのうえで、「まずは該当の建物にお住いの皆様や多くの皆様に大変不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。この度は大変申し訳ございませんでした。従業員のトイレの利用につきましては、原則公共施設等を使用するように指導しており、今回のことは当社としても大変遺憾に思っております」とした。

　今回の事後対応にも言及し、「該当の場所につきましては、速やかに清掃・消毒を行い、お客様とご近隣にも当社より謝罪をさせていただきました。また、従業員当人に対しても厳重に注意、指導を行いました」と説明した。今後の再発防止については、「今後も、再発防止に向けて取り組み、従業員に対して体調の異変に気が付いたら早めに対策するように改めて指導いたします」とコメントした。