「REJECT」VALORANT部門の魅力とは? チーム運営部長・YamatoN氏「一人一人の個性がありすぎです」

プロeスポーツチーム「REJECT」のVALORANT部門は、年間王者を決める世界大会「Champions 2022」への切符を懸け、8月に開催される「VCT 2022 East Asia Last Chance Qualifier」に出場する。1日にはKeNNy氏のヘッドコーチ就任、Anthem、iNTRO両選手の加入も発表された。NORTHEPTION、Crazy Raccoonとともに、ZETA DIVISIONに続く日本からの2枠目を狙うチームは、どのような選手たちで構成されているのか。チーム運営部長を務めるYamatoN氏に、見どころと魅力を聞いた。

YamatoN氏が「REJECT」VALORANT部門の魅力を語ってくれた【写真:ENCOUNT編集部】
YamatoN氏が「REJECT」VALORANT部門の魅力を語ってくれた【写真:ENCOUNT編集部】

世界大会への切符を懸けて戦うVALORANT部門を紹介

 プロeスポーツチーム「REJECT」のVALORANT部門は、年間王者を決める世界大会「Champions 2022」への切符を懸け、8月に開催される「VCT 2022 East Asia Last Chance Qualifier」に出場する。1日にはKeNNy氏のヘッドコーチ就任、Anthem、iNTRO両選手の加入も発表された。NORTHEPTION、Crazy Raccoonとともに、ZETA DIVISIONに続く日本からの2枠目を狙うチームは、どのような選手たちで構成されているのか。チーム運営部長を務めるYamatoN氏に、見どころと魅力を聞いた。(取材・構成=片村光博)

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 チームの見どころ、いっぱいありますよ(笑)。ゲームに映らない部分もあるんですが、彼らは一人一人の個性がありすぎです。

 まずReitaさんは、現代に生きる侍なんですよ。めっちゃカッコいい。男が惚れる男です。負けたときには『本当に不甲斐ない。申し訳ない。俺たちは勝たなきゃいけないんだ』と静かに熱い闘志を燃やしていました。普段はあまり話すタイプではないんですが、こぼした言葉に熱い気持ちがある。インタビューでは『適当っす』みたいに言っていますが、実際はすごく考えていて、反骨精神がある。ZETA DIVISIONを本当にライバル視していて、『俺たちは絶対に勝つんだ』と熱い心を持っています。今のREJECTはReitaさんが核になっていて、Reitaさんに付いていきたい人たちが集まっているチームです。

 takejさんはオンとオフがめっちゃハッキリしている。練習のときは最高にプロフェッショナルですが、普段はアバウト。社交的で、違う部門の選手がいても『一緒に輪に入って話そうよ』という感じでイケイケですね。でも、練習のスイッチが入ると真剣で、別人になる。練習には超ストイックですが、練習外になると途端に怪しくなる(笑)。VCT Stage2 Playoffs進出の祝勝会のときは『こいつ、大丈夫かな』という感じでした(笑)。それが面白いところでもありますけどね。でも、試合中の個人能力で言えば、世界トップレベル。一番分かりやすい爆発力、魅力的なところがあるんじゃないでしょうか。

 Medusaは韓国籍のプレイヤーです。プロフェッショナルの塊ですね。練習時間について『納得がいかない、もっと長くした方がいい』『もっとハードに集中しようよ』と呼びかけるなど、モチベーターでもあります。Reitaさんは静かだからあまり言わないんですが、Medusaが率先して『もっとハードに、もっと力を入れないと勝てないぞ』と言ってくれるタイプです。瞬発的な考えにもすごい能力があって、ピンチで一番指示を出せるのはMedusaなんです。チームが劣勢なときにMedusaを見てみると、タイミングを変えるようなプレーをしていたり、ひらめきがある。ゲームセンスがすごく高い選手だと思います。鬼ストイックです。祝勝会でみんな『明日も早いし今日はもう寝るか』となっても、『いや、僕はランクマッチ5試合やってきます』と練習場に行く。負けたらとにかく悔しがる。そんなプレイヤーですね。

 LCQはこの3人に、新たにiNTRO選手とAnthem選手を加えた5人で戦います。加入して日は浅いですが、日々ハードな練習をやってコミュニケーションもしっかり取れています。

 VALORANTは作戦の差し合いがすごく大きいゲーム。ほかのタクティカルシューターよりも大きいですね。ジャイアントキリングが生まれやすい反面、必ず勝てるということもない。そこも長い目で見たいですね。そのためには環境がないといけないと思っていて、選手のポテンシャルを発揮できるようにしたい。環境の構築は絶対にしていきたいです。一人でも多くのポテンシャルを引き出せるようにすることは、大事なことだと思っています。

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