テレビ朝日系人気ドラマシリーズ「相棒」の新シーズンとなる「相棒season21」（10月スタート）がクランクイン。約14年ぶりにタッグを組む俳優の水谷豊と寺脇康文が撮影現場で再会を果たした。

　本作では、“5代目相棒”に寺脇演じる亀山薫が決定。2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、国民的ドラマとして定着した「相棒」。亀山は「相棒season7」で不正がまん延する国で「子どもたちに正義を教えたい」と、警視庁を辞め南アジアの小国・サルウィン（架空の国家）に渡った。それから水谷演じる杉下右京と亀山は一度も顔を合わせることなく長い歳月が経過していた。

　14年ぶりに「相棒」の現場で再会することとなった水谷と寺脇。現場に登場した寺脇の、あまりにも変わらない“亀山薫ぶり”に、水谷も思わず「おー、亀山くん！」と笑顔で肩を抱き寄せた。スタッフを含めた、その場にいる全員から寺脇へ「おかえりなさい」という温かい拍手がおくられる中、撮影がスタート。まさに劇中でも杉下と亀山が再会する、という重要なシーンから「相棒season21」は始動した。

　ついに再会した杉下と亀山しかしそこには14年の歳月を感じさせないほど、自然な2人の姿。“あうんの呼吸”で進んでいく撮影に、思わず寺脇が「14年もたった感じがしないですね」と感想をもらすと、水谷も「ほんとに。亀山くんは2、3か月サルウィンに行っていたって感じ（笑）」とうなずく様子も見せた。真剣な撮影の後、カットがかかると互いに顔を見合わせ笑い合うなど、和やかな雰囲気に現場は包まれた。

　撮影では、見慣れたはずの英国紳士風のスーツとは違い、フォーマルな装いの杉下、そしてTシャツにフライトジャケットが定番スタイルだった亀山も何やら一風変わった格好。2人がいったいどんな再会を果たすのか、注目だ。