格闘家の朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める、1分間最強を決める格闘技イベント「Breaking Down5」（17日開催）のオーディションが行われ、その映像は公開3日で380万回以上再生を記録。アウトローのカリスマ瓜田純士が「死ぬまでこんなやつと関わらない」と語る候補者に注目が集まっている。

　杖を持って現れた初老の男性。全身赤の服装に身を包み、肌はこんがりと焼け、ひげを生やしている。今までのオーディション参加者とは明らかに違う印象だ。

　開口一番「純士、久しぶり」とひな壇に座っている瓜田に爽やかに話しかける。優しい雰囲気だ。さらに「下の人たちに秋山成勲さんと間違えられて、思わず秋山ですなんて僕も言っちゃって」とコミカルに語りだし、未来を笑わせた。

　男性の名は仲村光、45歳で彫り師をしている。格闘技はテコンドー8年、キックボクシング3年という経歴の持ち主だった。瓜田とは因縁ともいえるストーリーがあるようで「9年前に彼をぼこぼこにして捕まってしまっている。傷害、恐喝、器物損壊の罪でね」と発すると会場に緊張感が走った。態度の悪い歴代の「Breaking Down」出場者に煽られると「わざわざ裏から表に出てきているんでね」とクールに一蹴した。

　瓜田も覚えているようで「ここに出てこれるような人物じゃなかった」と重い口を開く。未来に対戦するかどうか問われると「いや俺はもう死ぬまでこんなやつと関わらないって思ってました」と尻込みした。