お笑いコンビNON STYLEの石田明が8日、東京・紀伊国屋ホールで行われた舞台「蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く」初日舞台あいさつに登場した。当日は共演者の味方良介、北野日奈子、高橋龍輝、久保田創、演出の岡村俊一も登壇し、同作をアピールした。

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　石田は「今日初日を迎えるということで、『ハリー・ポッター』（舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』）も初日。同じ会社のエハラマサヒロが出ているんですね。あちらはすごいセットの中、すごい期間でやると思うんです。僕たちはセットほぼなし。公演期間も短いですけど、その分濃縮した濃いものをお届けできればなと思います」と抱負を語った。

　主人公・銀ちゃん（味方）のために命をかける大部屋俳優ヤス役を演じる石田。報道陣から「ヤスを演じる思いはなにかありますか」という質問が上がると、石田は「かねてから味方とやりたいなと言ってまして、味方とは出会ってから長いんですけど、ここ10年くらいで一番飲み交わしているのは味方だと思います。この仲の良さが銀ちゃんとヤスの関係。こうやって舞台で生きることができることを感慨深く思っています。ヤスという歴代のたくさんのステキな俳優がやってきたものを汚さず、より攻めて、誰も演じていないヤスにたどり着けたらなと思っています」と話し、意欲を見せた。

　同作は今年に十三回忌を迎えるつかこうへいの代表作「蒲田行進曲」の完結編。つか最後の追悼公演となる今年は「つかこうへいLonely 13 Blues」と銘打ち、ホームグラウンドである紀伊国屋ホールで「蒲田行進曲完結編銀ちゃんが逝く」と「初級革命講座 飛龍伝」の連続公演を上演する。当日は「初級革命講座 飛龍伝」に出演する佐々木ありさも登壇した。「蒲田行進曲完結編銀ちゃんが逝く」は7月18日まで。8月28日にはCS放送「TBSチャンネル1」でも放送される。