レインボー池田、真っ赤な愛車レクサスは父の“形見” 念願の再会に「号泣しました」

かわいすぎる女装メイクで人気のお笑いコンビ「レインボー」の池田直人。現在乗っている愛車「レクサス CT200h」(2011年式)は初めて購入した車だ。なぜレクサスにこだわっているのか。そこには亡き父との思い出が詰まっていた。

レインボー池田、愛車レクサスは亡き父の作った部品入り【写真:ENCOUNT編集部】
レインボー池田、愛車レクサスは亡き父の作った部品入り【写真:ENCOUNT編集部】

福岡県に単身赴任中に亡くなった池田の父

 かわいすぎる女装メイクで人気のお笑いコンビ「レインボー」の池田直人。現在乗っている愛車「レクサス CT200h」(2011年式)は初めて購入した車だ。なぜレクサスにこだわっているのか。そこには亡き父との思い出が詰まっていた。

 現在、初心者ドライバーである池田。初めて購入した「レクサス」は、「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)に捜索を依頼し、見つけてもらったもの。亡くなった工場務めの父が作った車のパーツが含まれているいわば“形見”だった。免許取得まで1年半以上かかった池田が振り返る。

「最初は、(免許を)取るだけ取ったら乗らなくていいって思っていたんですよ。いざ取れて車を見ていたときに、ふとお母さんとお父さんは何に乗っていたのかなって考えたんです」

 福岡県に単身赴任中に亡くなった寡黙だった父との会話を思い出す。「お父さんと温泉に入ったときの記憶がよみがえりました。『俺が作った部品が必ず入っている車があるんや』って。でも、調べようがなくてナイトスクープに送りましたね」と少年のように笑う。

 実際に対面するまでは意外と早かった。「依頼を出したら、すぐに関西の大御所みたいな方が来てドタバタでロケにも行くことになりました。こんなに大人を動かして、うそだったらどうしようってずっと不安でした」と苦笑い。

 番組では現在も定期的に連絡を取っているほど仲の良い母とともに父の働いていた工場を訪れた。「(テレビに)使われないぐらい号泣しましたね。工場の人が『親父さんここで働いてましたよ』とか『めっちゃ似てますわ』って言ってくれたりとか。父の裁縫道具とかも渡してくれました」と穏やかな表情をみせた。

 ついにたどり着いた。「最初は大型バスですとかでオチてくれないかなと思ってたんですよ。でも、親父が『最初の車はこれ使えよ』って言ってくれてる気がして買うしかないなってなりました」。

 さらに「免許取って初めての車だったので運転もできるか、駐車場もないぞって心配だらけだったんですけれど、形見が本当になかったんですよ。今は、形見が一個増えました」と続けた。

 父が作っていた部品は、運転席側のフロントピラー。いつでも触れる場所にある。

「柱なので守ってくれそうですよね。すごいのが10年前のレクサスなんですけれど、2万キロしか走っていなくて、本当に導かれて乗ったって感じです」

 乗り換えるつもりはないのだろうか。「家族ができたらワゴンに乗り換えたいと思います」と笑った。車を通して感じた家族の絆。今日も池田は亡き父を乗せて街に繰り出す。

□池田直人(いけだ・なおと)1993年9月19日、大阪府吹田市出身。5歳から高校2年時まで子役を経験。高校時には第2回ハイスクールマンザイに出場、近畿地区王者に。高校卒業後は東京の大学に進学するとともにNSC東京校に入学。16年1月までは、おばたのお兄さんと「ひので」というコンビで活動をしていた。同年2月に現在の相方・ジャンボたかおと「レインボー」を結成。18年1月1日放送の「ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP」にて優勝し、ブレークした。

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