芸能活動再開の小倉智昭、がん治療のエピソード披露「太っちゃって元気そうに見える」
タレントの小倉智昭が23日、都内で行われたBS松竹東急の歌番組「小倉智昭の昭和懐かしヒット曲!! ~あのアイドルに会いたい~」(5月21日スタート)記者会見に登場した。芸能活動休止からの復帰後初会見となる小倉。当日は、小倉が抗がん剤治療や療養生活について語った。
小倉智昭、抗がん剤治療をしながら芸能界復帰
タレントの小倉智昭が23日、都内で行われたBS松竹東急の歌番組「小倉智昭の昭和懐かしヒット曲!! ~あのアイドルに会いたい~」(5月21日スタート)記者会見に登場した。芸能活動休止からの復帰後初会見となる小倉。当日は、小倉が抗がん剤治療や療養生活について語った。
小倉は2018年にぼうこうがんの全摘手術を受けたが、昨年10月にそのぼうこうがんがステージ4に。肺に転移したことが発覚して芸能活動休止を発表した。小倉は「今、肺のがんは小さくなっています。進行を防ぐのと転移を防ぐには化学療法しかない。ただ、化学療法だけで完治させるのは難しい」と説明するが、「ラッキーだったのは、後になって肺に数ミリ程度の小結節が転移だったことが分かったこと。ぼうこうを全摘する前に、それが分かっていると、その段階で余命1年半から2年。化学療法に任せるようになる。僕の場合は見つからなかったんですね」と笑顔を見せていた。
また小倉は「お医者さんからは、『だんだん抗がん剤の副作用が強くなることもある。仕事を始めるのはいいんですが、レギュラー番組のような定期的な仕事は考えてください。単発でもしものときは休ませてくれるような仕事ならやってください』と言われました」と振り返り、「転移したがんを完治させるのが難しいのが現在の医療らしい。ほかの方が抗がん剤治療をするとやせていくのを見てますから、私は無理して食べて5キロ増やしたんです。ところが副作用がなくて食欲も旺盛なまま、増やした5キロが減ってないという。逆に太っちゃって元気そうに見える」と笑いを誘っていた。
さらに小倉は「みんなに本当にがんなんですかと言われるんですよ。そのたびにCTを見せるわけにはいかないですからね」と苦笑いを見せ、「こういう状況でもテレビやラジオのオファーをいただいてありがたい。仕事ができるまではやりたいなと思っています」と意気込みを語っていた。
同番組では、昭和時代のアイドルをゲストに懐かしいヒット曲の数々を紹介していくという。