大ヒットシリーズ「名探偵コナン」劇場版25作目となる「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の公開を記念した舞台あいさつが16日に都内で行われた。ステージには江戸川コナン役の高山みなみや、降谷零＝安室透役の古谷徹、ゲスト声優を務めた白石麻衣らが登壇。爆弾犯に復讐を誓う組織のリーダー、エレニカ・ラブレンチエワに扮（ふん）した白石は「終盤にコナンと向き合い感情を爆発させるところは、感動するポイントのひとつ。何度も見てほしい」と呼びかけた。

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　作品はハロウィンでにぎわう東京・渋谷を舞台に、コナンたちが未曽有の大事件に挑む物語。警視庁捜査一課の佐藤美和子と高木渉の挙式会場に暴漢が乱入したことから、ストーリーが展開していく。3年前に発生した連続爆破事件で殉職した松田陣平ら「警察学校組」も登場。過去の事件についても描かれていく。

　それぞれのおすすめポイントを話した場面では高山が「過去と現在が描かれているので、それぞれのキャラクターの視点に立ってみるのも面白いと思う」と提案。前日に公開されたばかりだが、会場にはすでに6回見たという強者がおり、目を丸くしていた。

　古谷は「降谷零の華麗なアクション、エロかっこいい表情。あえてセクシーにしゃべったセリフを探して」とPR。白石は「高木刑事と佐藤刑事の恋愛シーンがキュンポイントです！」と笑顔を見せた。毛利蘭役の山崎和佳奈は「何度も見ると、伏線に気付くことができる」と話していた。

　舞台では主題歌「クロノスタシス」を提供したロックバンド「BUMP OF CHICKEN」からのメッセージ映像も公開。ボーカルの藤原基央は「渋谷の街が細かく再現されているのがすごかった。知っているところが出てくるとテンションが上がる。渋谷はよく行く場所なので、『映画であんなことが起きていたのに！』と思いながら、聖地巡礼したい」と興奮していた。

　初日は、93.7億円の興行収入を記録したシリーズ歴代1位の「名探偵コナン 紺青の拳（フィスト）」（2019年公開）対比で124％の興行収入を達成。シリーズ初の100億円突破を目指せる大ヒットスタートとなっている。