【愛車拝見】開業医の愛車ガレージは“男のロマン” 仲間に振る舞う「オリジナルカクテル」は車のカラー
趣味を極める人はなぜ輝いているのだろうか。開業医の佐藤優さん(66)にとって、自宅ガレージは特別な空間だ。貴重なフェラーリF40、F50を含む計6台の高級車が置かれている。イタリア製の跳ね上げ式のシャッターが開くと、そこはまるで異国のよう。ときどきカーマニアも撮影に訪れるという“スーパーカーの聖域”に足を踏み込んだ。
フェラーリF40、F50を含む計6台の高級車
趣味を極める人はなぜ輝いているのだろうか。開業医の佐藤優さん(66)にとって、自宅ガレージは特別な空間だ。貴重なフェラーリF40、F50を含む計6台の高級車が置かれている。イタリア製の跳ね上げ式のシャッターが開くと、そこはまるで異国のよう。ときどきカーマニアも撮影に訪れるという“スーパーカーの聖域”に足を踏み込んだ。(取材・文=水沼一夫)
佐藤さんが自宅兼ガレージを建てたのは7年4か月前にさかのぼる。広さは横7メートル、縦18メートルで、内装、照明、デザインまで考え抜いて決めた唯一無二のオリジナルの車庫だ。現在置いているのは所有14台のうちの6台で、F40、F50のほか、フェラーリ488ピスタ、フェラーリGTC4ルッソT、ホンダNSX、ポルシェ911カレラのラインアップとなっている。
ガレージのコンセプトははっきりとあった。「まずこの家を建てようと言ったとき、できるだけ台数を置きたいと。いろんなミニカーとかも昔から大好きでたくさん集めていたので、棚には綺麗にディスプレーしたい。レースもやっていてトロフィーが増えてきたのでちゃんと並べたいみたい、そういうところですよね」
ガレージの横には愛車を見ながらくつろげるバースペースを併設。さらに奥には防音設備の整ったスタジオも構えた。佐藤さんはバンドマンでもあり、夜中でもドラムが叩ける場所を作った。居住スペースは2階以上で、1階は「趣味だけですね」。まさに男のロマンが詰まったエンターテインメント空間となっている。
ガレージの顔となるシャッターはイタリアのシルベロックス社製。ショールームで気に入り購入したものだ。ガレージの幅が決まると、奥行きはゆとりを持たせて設計した。「かなり余裕を持って作ったので、ミニ(クーパー)とかなら12台置けると思います」。床材もイタリア製で、ガラスで仕切られたガレージとバーに統一感を持たせている。壁には英国ブリックス社のレンガを交互に貼る馬踏み目地“ギャロップ”を採用。バーは英国張り、さらにトイレはフランス張りに仕上げた。
佐藤さんにとってガレージとはどのような存在だろうか。
「もうしゃかりきに働いてきたので、皆さんもそうだと思うんですけど、自分へのご褒美みたいなのはありますよね。で、なおかつ仲の良い友達を呼んで楽しく、車を見ながら酒でも飲んで、みたいな所です。憩いの場というか、癒し空間というか、(仕事で)結構クタクタに疲れて、もう帰ってくるのは夜の10時過ぎなんですよ。でも、遅く帰ってクタクタになっても、ちょっとガレージに降りてきて車を眺めるだけでもストレス解消というか癒されます」