アジア最大の総合格闘技「ONEチャンピオンシップ」の10周年興行「ONE・X」（26日・シンガポールスタジアム）で元ONEライト級王者・青木真也と対戦する元UFCファイター秋山成勲のもとに、強力な援軍が現れた。親交の深い、清原和博氏だ。清原は青木に対して怒りをあらわにした。

　青木戦へ向けて、体を追い込んでいる秋山。盟友・清原氏の訪問は大きな力になったようだ。清原氏から「日本でやるならセコンドつきたかった。俺が先に殴りかかってる」と笑いながら、エールを送られると、秋山も嬉しそうだ。

清原「格闘会の歴史の1ページになる試合。そこで逆転ホームランを」

秋山「自分の方が不利なことは多いですけど、ストレスからしたら青木選手の方が多いと思うんですよ。負けたらね。年取ったやつに負けたら、そっちのリスクの方が高いと思う。僕はただやるだけなんでね」

清原「正直来たくなかった。偶然街で会ったとき、人殺しの目になってた」

秋山「集中してる証拠だと思う」

　また青木が、清原氏に言及したことにも触れ、「俺も同じ野球界で、年下から裏切られると、そんな奴から人格否定までされると……」と物騒な放送禁止用語も飛び出した。

　秋山も「メディアを通してでも、言っていいことと悪いことあるし、そこをちょっとはき違えているんじゃないか。ファイターとしては素晴らしいですが、人間としてどうなのかなと思います」と怒りをあらわにした。

　秋山の練習を見ながら「ヤバいよ。ヤバいって……」と目を丸くする清原氏。30キロ近く重いパートナーと練習する姿を見ながら「限界超えてますよ」と驚きを体感していた。