ニッポン放送のラジオ番組でパーソナリティーを務めるお笑い芸人が集まったイベント「ニッポン放送 お笑いラジオスターライブ2022」が東京国際フォーラム・ホールAで6日に行われ、オードリー、アンガールズ、三四郎、ナイツ、ぺこぱが出演した。イベントは客席での観覧のほかに配信視聴チケットも販売され多くのファンがイベントを体験することになった。

　オープニングに登場したメンバーは、MCを担当する三四郎・小宮浩信を無視してそれぞれが話し続けるというボケを披露。さらに、ナイツ・塙宣之は「週イチの奴らと一緒にしてほしくない。ポッドキャストは帰ってください」と毒舌で笑いを誘った。また、小宮はラジオで結婚発表後、初の公の場となり、メンバーや約5000人のファンから祝福の拍手を受けることになった。

　イベントはそれぞれのコンビが漫才とコントを披露。ぺこぱをトップバッターとして、トリとなるナイツまで最新のネタで笑いを作り出した。イベント後半では「お笑いラジオスターシャッフルトーク」と題して、この日だけの特別なトークセッションを開催。この企画は、参加した5組10人の芸人が抽選で4人、3人、2人、1人に別れこの日だけのトークをするというもの。

　まず4人でのトークには、三四郎・小宮、ナイツ・塙、オードリー・若林正恭、アンガールズ・山根良顕が選出された。トークは若林の子どもが誕生したことと、小宮が結婚したことについて展開。なぜか山根からの質問で和田アキ子と上沼恵美子に報告すべきなのかという話が行われることになった。メンバーは誰も2人に報告していないが、山根だけは番組でお世話になっている上沼に、結婚した後に報告したと明かした。

　さらに、3人のユニットはオードリー・春日俊彰、ぺこぱ・松陰寺太勇、ナイツ・土屋伸之が担当。松陰寺から先輩2人に「自分たちの笑いが本当に合っているのか？」という本気の悩み相談が行われるも、春日からは答えがなかなか出ない。土屋からは、「髪の毛はどう？」という当たり障りのないもので、何も答えを得られないままトークは終了した。

　そして、2人だけのトークは、三四郎・相田周二とぺこぱ・シュウペイが担当。相田は、相方の小宮から放送中に結婚を報告された際にパニックになったと明かした。ボケなのか本当なのか分からず怒りのほうが大きかったという。そもそも、中学のときにクラスのマドンナと付き合っていたとうそをついていたので、いまだに信じられないと明かした。

　最後は、1人残ったアンガールズの田中卓志。「オードリーのオールナイトニッポン」のラジオに代役で出演した際のお礼を、春日は会ったときに言ってくれたが、若林からは何も言葉がないと愚痴る展開に。オードリーファンの愛称であるリトルトゥースに向けて「みなさん、あの方どういう教育をしているんですか？」と絶叫し、「必ず若林にお礼を言わせる」とキレ芸を見せた。また、放送中にもリトルトゥースからさまざまなイジりをされたことについても抗議してトークを終了させた。

　そんな田中は、エンディングで舞台上に全メンバーが集合した際に若林から「お礼なんか言うわけないだろ」と衝撃の告白をされ、2人でけんか芸を披露してイベントを終了させた。