MMAの“超新星”中村倫也と、宇佐美正パトリック（ともにEXFIGHT／LDH martial arts）の次戦の相手が3日、決まった。「EXILE」などが所属する芸能事務所LDHが仕掛ける、ライブと格闘技が融合した新たなイベント「POUND STORM（パウンドストーム）」（4月24日・両国国技館）の記者会見内で発表された。

　中村はレスリングでU-23世界選手権優勝経験を持つ26歳。東京五輪の代表選考会をかねた日本選手権で後の五輪金メダリスト・乙黒拓斗に敗れ、五輪出場を逃した後、2020年にMMA転向。昨年7月のプロデビューから2連勝を飾っている。

　将来は世界最高峰の「UFC」を目指す中村の3戦目の相手はアリアンドロ・カエタノ（ブラジル）。MMAで30戦23勝の34歳で、中村にとっては過去最強の相手だ。

　それでも金の卵は「本当は僕くらいのキャリアの選手では闘うことのできない選手。わざわざブラジルから海を渡ってきてくれる。色々な方々が尽力していただいた意味は理解している。キャリアの差を熱量で埋めて、当日は両国を爆発させたい」と胸を高鳴らせた。

　またボクシングで高校6冠、MMA転向後はプロデビュー3連勝中とこちらも勢いに乗るパトリックの相手は元修斗第7代環太平洋ウェルター級王者・大尊伸光に決定。RIZINにも参戦経験のあるファイターで、格上の相手となる。

　パトリックは「自分自身は挑戦者という気持ちでいる。チャレンジャーという気持ちを忘れずに向かっていこうかと思っています。自信はめちゃくちゃある」と意気込みを口にした。