テレビ東京系ドラマプレミア23「ユーチューバーに娘はやらん！」（毎週月曜、午後11時6分）の第5話が21日に放送された。企画・原作を秋元康が担当し、佐々木希がテレビ東京初主演を務める完全オリジナル作品で、33歳を迎える主人公がハイスペック＆安心安定のテレビ局員と、明日も分からない人生冒険の人気ユーチューバーの間で揺れるラブコメディー。

　榎本（金子ノブアキ）から「僕の婚約者になってください！」と言われた千紗（佐々木）。榎本は母に「結婚相手がいる」とうそをついてしまい、1日だけ婚約者のフリをして母に会ってほしいというお願いだった。悩む千紗だが、風花（若月佑美）らに勧められ、榎本に協力することに。一方、タックタック（戸塚純貴）は、憧れの人気ユーチューバー・カンタ（水溜りボンド・カンタ）とのコラボに舞い上がっていた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　榎本に協力することにした千紗だが、母・優子（鷲尾真知子）はかなりの強敵。苦戦する千紗をよそに、榎本は仕事のトラブルのために出かけてしまう。優子は千紗と榎本のことを根掘り葉掘り聞きだそうとし、「本当に婚約者か？」と疑いを持つ。

　その勢いで、優子は榎本の会社に押しかけてしまう。優子は「あんな仕事人間と結婚する人がいるのか」「信じられない」とこぼすが、それは優子の夫で榎本の父が仕事ばかりしていた結果、離婚していたことが原因だった。「仕事ばかりではダメ」「結局、大事なのは家族」と話す優子に対し、千紗は「こんなに仕事が好きな人に会ったことがない。好きなことをやれているのはすごい」と榎本をかばう。

　結局、榎本が担当するロケを見学することになった千紗と優子。そこで榎本が手がける番組が人気であることを知り、優子はご満悦に。さらに料理ができない千紗に代わって優子が台所に立ち、2人はより親密に。優子は「いい婚約者じゃん」と千紗を認め、家に戻った榎本も打ち解けた様子の2人に安心する。

　無事に1日を終え、優子と見送る2人だったが、優子は千紗が婚約者ではないことを見抜いていた。千紗は優子から「白馬の王子さまなんて来ない。どんな相手でも自分なりの王子さまに育てればいい」と声をかけられる。

　榎本は千紗に「家に帰ってきたときに『おかえりなさい』と言われたことが幸せかもと一瞬思った」と打ち明けると、千紗も「私もちょっとそう思いました。結婚ってすごいかもなって」とうなずく。「あまりにもいい居心地だった」と1日を振り返った千紗は「猛烈に誰かを恋をしてその先に結婚があると思っていたけど、安心を求めて結婚する人たちの気持ちが分かってしまった」と一人つぶやく。

　第5話では、千紗が榎本の“婚約者”として振る舞う1日が描かれた。榎本をフォローしたり、母・優子を案内したり、料理に挑戦したりとよき新妻としての一面をアピールし、視聴者は「もうくっついちゃえばいいのに」「こんなにかわええお嫁さんだと楽しいだろうな」「佐々木希ちゃんかわいすぎる」とメロメロの様子。

　また、第5話ではタックタック憧れの存在として、人気YouTuberの水溜りボンド・カンタが本人役で出演。ファンは「カンタくんめちゃくちゃさわやかだったな」「カンタ演技かわいかった」「推しがしゃべった！」「カンタくんの出演を家族が出るような気持ちで見てしまう」とカンタのテレビドラマ進出に続々とコメントを寄せていた。