格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」（2021年12月31日、さいたまスーパーアリーナ）MMAチャレンジルール（66キロ、3分×3回）

　サッカー選手のカズこと三浦知良の次男・孝太（BRAVE）が元ホストのYUSHI（HI ROLLERS ENTERTAINMENT）と対戦。最後は左足でのサッカーボールキックで1RTKOで勝利をおさめ、見事RIZINデビュー戦を飾った。試合後の会見での一問一答は以下の通り。

――今の気持ちは？

「ホッとしています」

――実際にリングに上がってみて

「想像以上に、ぎりぎり緊張していなくて、それが心配になったんですが、リングに立って始まってからは痛いみたいなのを思わなかった。こういう感じなんだと。流れでいつも通りやってきたことを出せた」

――フィニッシュはサッカーボールキック？

「正直その、パンチで効かせるとかはあったが、サッカーボールキックはそんなに簡単には決められないとは思っていた。チャンスは来るかなと思っていたが、最後はチャンス来たので、とっさに体が動いていた」

――改めて相手の印象は？

「ギロチンが得意なので組んだ時にチャンスだなと。落ちたのかなと思ったんですが、そこから回復してきたので、すごいタフだなと思いました」

――今後については？

「このチャンスはいただいたという感じで、実績で上り詰めたわけではない。また話を頂けたらチャンスつかんでいきたいなと思います。今はまたコツコツやっていこうかなと」

――お父さんと抱擁していた。何を話した？

「覚えてないですね。『おめでとう』とは言ってくれましたが、うれしすぎて何を言っていたかは覚えていないです」

――サッカーボールキックは練習していた？

「あんまりやっていなくて、相手がパスガードの状態になったときにやるというのは少しやっていたが、あの状態でサッカーボールキックになるとは想定していなかった。リング上がったときに、平常心でいるためにサッカーのアップでやっていた動き、そのキックのストレッチみたいなのをやっていて、チャンスがきたらそれでフィニッシュして盛り上げるんだとは思っていましたが、細かく狙おうとは思っていなかった。あそこに顔が来たらいつでも蹴られるなとは思った。あそこにもっていく過程が難しい。もっていく過程を練習したい」

――プレッシャーはあった？

「正直なくて、（父からも）決まったからには堂々としていろと。ヤバいというのはなくて、平常心のままずっと過ごせた。特別なことをしたわけじゃない」

――カズジュニアがサッカーボールキックでフィニッシュという見出しになる。

「自分自身、格闘技という競技に、サッカー界から来て盛り上げたいというのはありますし、この舞台に出してもらう以上は盛り上げることも意識しないといけない。今はそういうふうに（ニュースとして）使われるのは仕方ないので、望むところです」