さとうほなみ「ずっと続けていく」 ゲスの極み乙女。活動休止中に再燃した女優への思い
「女優・さとうほなみ」の活躍ぶりが目に留まる。2021年は野田秀樹原作の舞台「カノン」出演や、Netflixオリジナル映画「彼女」で水原希子とダブル主演を務めたのをはじめ、今年も早速1月よりABEMAオリジナルドラマ「30までにとうるさくて」での主演が決定。写真で「どこかで見たことがある」と思う人もいるかも知れないが、人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のドラマー「ほな・いこか」としても活動しており、むしろ女優として本格的に動き出したのはバンドより歴が短い。
「さとうほなみ」と「ほな・いこか」活動名は異なるも「気持ちは同一人物」
「女優・さとうほなみ」の活躍ぶりが目に留まる。2021年は野田秀樹原作の舞台「カノン」出演や、Netflixオリジナル映画「彼女」で水原希子とダブル主演を務めたのをはじめ、今年も早速1月よりABEMAオリジナルドラマ「30までにとうるさくて」での主演が決定。写真で「どこかで見たことがある」と思う人もいるかも知れないが、人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のドラマー「ほな・いこか」としても活動しており、むしろ女優として本格的に動き出したのはバンドより歴が短い。(取材・文=東田俊介)
さとうは、出演する作品について「面白そうなものにはどんどん関わりたい」と話し、自らオーディションを受けて参加することもある。すでに武道館ライブも経験し、成功しているバンドに所属しながらも、なぜそこまで貪欲な姿勢を見せるのだろうか。
30歳という数字にも「“縛り”は感じてない」
22年の出演作はじめになる「30までとうるさくて」だが、アラサー女性4人組が抱えるリアルな悩みやあせり、怒りをユーモラスかつ痛烈に描くオリジナルストーリー。さとうは、主人公となる1人、バリキャリ女性の美山遥役を演じる。5年付き合う彼氏にプロポーズされ順調に見えるが、実はセックスレス。悶々(もんもん)とした日々を過ごす中、人生を見つめ直すという出来事に遭遇する。
「最初に役柄について監督から聞いていたのは、“ムッツリスケベ”な感じ。表に出すわけでもないんだけど、結果、欲が抑えられなくて体を許してしまうという。こういった話題って、女性同士でもセンシティブなことだから、あんまり会話にも出ないんですよね。今回の作品で『こういう人多いんじゃないかな』って思っています」
20代後半というのは、恋愛、結婚、出産。色々な選択に迫られ、職場でも大きな責任を与えられたり、逆にやりがいのない仕事に不毛さを感じたりするなど、あせりや不安にかき立てられる年代と言える。
「男性もそういうのないんですか? 35歳ぐらい? 私、男性版のこのドラマが見てみたい。今度、バンドメンバーの(休日)課長に聞いてみます(笑)。とくに私自身は30歳という数字に“縛り”みたいなものは感じていなくて、むしろ20代中盤ぐらいの方が意識していたと思う。たしかに、女性は出産とかで、体と向き合わなければいけない問題が出てきますが、それ以外は気にせず、ずっと楽しんでいければいいなと」