大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」（さいたまスーパーアリーナ）は29日、公式記者会見を行い、元K-1王者の久保優太と対戦するシバターは「僕はめちゃめちゃ弱いですよ」と弱気だった。

　決戦まで2日。オンラインでの会見に臨んだシバターは「まだ契約書は提出していない。ぎりぎりワンチャン辞められるかなと思って、悩んでいます。これほんとなんですよ。明日1日ゆっくり考えて、出るか出ないか考えたい」とまずは煙幕を張った。

　真意は測りかねるが、トレーニングは積んでいる。「今年はパチンコの営業で忙しかったので、行く先行く先で出げいこしていました」と明かす。実際に自身のYouTubeでもあちこちのジムに出向いて、練習する姿を公開している。

　だが、一貫して弱気だ。「（久保選手は）強いんじゃないですか、めちゃくちゃ強い。名だたるプロがRIZIN予想を出していた。シバターが有利という予想しているんですよ。ほとんどの格闘家が。僕はめちゃめちゃ弱いですよ。そこにきて久保選手は打撃のスペシャリスト。打撃では全く太刀打ちできない。寝技の対処とかも色々、ものにしていると思う。僕のタックルは入らない。引き込みもできないし、きつい展開になるんじゃないかと思っています」と腰が引けている。

　昨年の大みそかはHIROYAを破った。実力者の久保だが、体重差ではシバターが圧倒的に有利だ。

「（勝つ確率？）どうなんだろうな。まぁなんか、思い切り振り回したパンチが入っちゃうとか、グラウンドとかの展開でもうまいこと得意なパターンにかちっと入ればなくはないかなと思うんですけど、だいぶん分が悪いかなと」

　最後まで「怖いでしょ。全然怖いですよ」と弱気だったシバター。果たして本当にリングに上がるのだろうか。直前まで目が離せない。