俳優の藤田富(27)が7月3日、都内で、主演を務める怪談実話ドラマ「拝み屋怪談Ⅱ」の記者会見に出席した。新キャストで、ホラー映画「映画　としまえん」で主演を務めた元NGT48で女優の北原里英（28）と、ホラー初挑戦となる女優の久住小春(26)も参加した。

　本作は、昨夏に配信された「拝み屋怪談」の続編で、7月6日からdTVチャンネル、ひかりTVで配信、7月8日からBSテレ東で放送スタートとなる。原作は、郷内心瞳「拝み屋怪談」シリーズ(角川ホラー文庫)。キャストは、「仮面ライダーアマゾンズ」で主演した藤田がシーズン1から引き続き主演を務める。ドラマ「エコエコアザラク」を手がけた清水厚と、映画「へんげ」の大畑創が監督を担い、Jホラーの名手が製作陣を固める。

　東北の片隅で拝み屋を営む郷内心瞳(藤田富)。献身的な妻・真弓(北原里英)と暮らす郷内の前に、中学時代からつきまとう少女・桐島加奈江(鎌田らい樹＝16)が再び現れる。さらに霊能者・小橋美琴(久住小春)から相談を持ち込まれ……というストーリーだ。

　会見で藤田は「夏はホラーが盛り上がる時期。シーズン1を超える作品になった」と自信を込めた。撮影現場での恐怖体験を披露し、「原因不明で眼球が痛くなり、目が腫れて3日間ぐらい続いた。見てはいけないものを見たのかもしれない」と明かした。

　ホラー初挑戦の久住は、廃墟スタジオでの約12時間に渡る撮影が大変だったことを振り返りながらも、「怖い話はまったくなかった。監督の厳しいご指導が怖かったです」とポロリ。一方で、久住が話している間に、北原の後方に貼ってあったポスターがはがれ落ちるハプニングが発生した。

　依頼人から相談を受ける拝み屋の仕事にちなみ、藤田による悩み相談コーナーの一幕も。北原が「すぐ眠くなる。寝てはいけないところでも寝てしまう」という悩みを打ち明けると、藤田は「肩甲骨の周りの筋肉は、体のエンジン。眠くなったら(肩を)回して動かすと、眠気が吹っ飛ぶ」と的確なアドバイスを送った。