俳優の窪塚愛流が6日、都内で行われた映画「麻希のいる世界」（2022年1月29日公開）上映後Q＆Aに登場した。塩田明彦監督も登壇し、撮影時のエピソードなどを語った。

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　愛流をキャスティングした理由をMCから聞かれた塩田監督は「祐介役をどうしようかと思ったときに、小日向さんというプロデューサーに窪塚くんという若い子に興味ありませんかと聞かれたんですね。会ったとき、愛流くんが真っ白なタートルネックでやってきた。僕が人生で見た最も白いタートルネックだったんですね。黒だったら分かるんですけど、白でかっこいいのは珍しい。即決でしたね」と笑いを誘いつつ、「人を引き付ける力がありました」と称賛していた。

　撮影時のエピソードを聞かれた愛流は「印象に残っているところは、ギターを弾いたことがないのに2か月後にはライブシーンを撮らなければならない。それまでにコードを弾かなくてはならない。基本から全てを習得しなければならない。ギターとセリフとお芝居と……」と口ごもりながら振り返った。また、借りたギターを家で練習中に壊してしまったそうで、「すいませんでした」と謝罪をしていた。

　俳優・窪塚洋介の長男でもある愛流。会場から「窪塚さんは洋介の行動を理解できますか？」という質問があがった。すると愛流は「洋介じゃなくて祐介ですね。それは僕の父親ですね」と丁寧に訂正。そして、「祐介の行動はあまりいいとは思わないですね。真っすぐな好きということに対しては素晴らしいですが、好きだからといってやっちゃいけないことがあるじゃないですか。祐介は間違ってしまったんじゃないかと思います」と真面目に答えていた。