Hey! Say! JUMPの山田涼介が15日、都内で行われた、主演映画「燃えよ剣」の初日舞台あいさつに登壇。主演のV6・岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、伊藤英明、原田眞人監督も駆け付けた。

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　同作は、司馬遼太郎の同名小説を映画化。動乱の幕末を舞台に、わずか6年だけ存在した「新選組」の副長・土方歳三をはじめとする武士たちの知られざる生涯を描く。

　土方を兄のように慕う若く美しき剣士・沖田総司を演じ、本作が本格時代劇初挑戦となる山田は「非常に難しい役どころではあったんですけども、本当にスタッフキャストの皆様に支えていただき、沖田総司を演じきることができました」と感謝を述べた。山田のあいさつが終了すると、岡田が「山田くんはかわいいんですよ。今日は何か持ってきたんだよね？」と山田の方をチラリ。山田は「この前、東照宮で岡田さんと右近くんたちと祈願しに行った時にもらったお守りを持ってきました」とお守りをポケットから取り出す。岡田は「それを僕に一番に見せに来て『今日、持ってきちゃいました』って。素晴らしい後輩です」とうれしそうに話し、会場は拍手喝采となった。

　また、岡田はお気に入りのシーンについて聞かれると、「山田くんから。準備はされているんで、ぜひ聞いてもらいたい」と山田を指名。

　山田は「後輩という立場はなかなか難しいものがありますね」とポツリ。弱って寝ている沖田を土方が看病するシーンが印象に残っていると前置きしつつ、「沖田の愛刀を土方にお願いして持って来てもらう時に使われた剣が、真剣といって本物の剣なんです。台本にも目の前に持ってくるっていうのがト書きで書いてあったんですけど……」と振り返った。

　岡田があまりにも顔に近すぎる位置に剣を持ってきたそうで、山田は「震え上がる僕を見て、あの岡田さんだけでなく、監督も爆笑するという風なシーンがありまして、そこはとても僕は印象に残ってる」とエピソードを明かした。岡田は「あのシーン怖がってたよね」とまるで他人ごと。山田は「それは怖いですよ。すごく名刀だったじゃないですか。撮影する前に、岡田くんに『これはいい刀だから山田くん、少しでも当たったら切れるから気をつけてね』って脅しもいただいて」と付け加えた。それでも、「岡田さんだから許された撮影だと思います」と敬った。

　さらに“激動の時代に流されず、自らの夢を追い続けた新選組”にちなみ、自分自身が追いかけたい夢、子どものときから追い続けている夢についても話題になった。

　山田は、「僕はあんまり夢とか目標を持つのが得意じゃなくて。この世界に入って夢とか目標を持ってしまうと、そっちにしか向かわなくなってしまいそうな性格なので。とりあえず目の前のことを自分が出来る限り、一生懸命やるっていうのを掲げながら生きている」と語った。

　司会者から、「（鈴木のように）バナナをお腹いっぱい食べたいみたいなことはないですか？」と言及されると、「大変申し訳ないですけど、くだらないなと思って…」と会場を笑いに誘った。岡田からも追及されると山田は「エマ・ワトソンに会いたい」と本音をポロリ。岡田は「あるじゃん。会えるかもしれない」と希望を持たせた。