眞栄田郷敦、父・千葉真一は超人 「いつでも上を見ていて夢や目標がある」
眞栄田郷敦(21)が、10月8日からスタートするWOWOWのドキュメンタリードラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」で主演を務める。演じる“ウォーズマン”との共通点や共演の綾野剛との関係性、さらに“師弟関係”についても迫る。
WOWOWドラマ初主演の心境を語る「カッコつけずありのままの自分で」
眞栄田郷敦(21)が、10月8日からスタートするWOWOWのドキュメンタリードラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」で主演を務める。演じる“ウォーズマン”との共通点や共演の綾野剛との関係性、さらに“師弟関係”についても迫る。(取材・文=丸山あゆみ)
本作は、シリーズ累計発行部数7700万部突破の国民的ヒーロー漫画「キン肉マン」(ゆでたまご作/集英社刊)の実写映画化にまつわる“謎”を追う俳優たちの奮闘を描いたドキュメンタリードラマ。主演の眞栄田郷敦をはじめ、綾野剛、玉城ティナ、磯村勇斗など豪華キャストが本人役で出演する話題作だ。
――WOWOWドラマ初主演ですが、お話を聞いたときの心境をお聞かせください。
「主演だからといって、力を入れ過ぎたくはなかったんです。力を入れすぎると空回りしてしまいそうなので、カッコつけずありのままの自分で、いつも通りその作品に精いっぱい向き合おうと思いました。連続ドラマ主演の喜びというよりは、こんなに面白い題材で綾野剛さんや玉城ティナさんと共演できること、そして作品のコンセプトにワクワクしました」
――ウォーズマンとの共通点や共感するところはありますか?
「けっこう共通することがあります。父親が特殊な存在で、周りから特別な目で見られるところがなんとなく似ていますし、母親が大好きなところも似ていますね。そして、引っ込み思案な性格や、出会った人たちの影響で、どんどん変わっていくところも共通しています。僕もアメリカから日本に帰って来て、いろいろな出会いをして今があるので、似ていると思いました」
――ドキュメンタリードラマならではの面白さや、難しさなど発見したことはありましたか?
「最初は、どうなるのか想像もつかなかったですし、どのように演じればいいのかもよく分かりませんでした。ですが、クランクインをしてみると、ある種パラレルワールドを生きているような感覚で演じていたので、意外とすんなりその場を生きることができました。難しさは感じず、それよりは『どのような展開にしよう』『何を仕掛けてやろう』など、楽しみの方が大きかったですね」
――仕掛けるというのは?
「例えば、綾野さんに問いかける言葉やスタッフの方が思っていなかったようなことをしてみるとか。大まかな流れはあるのですが、その中で共演者の方やスタッフの方の予想を覆すような展開や言葉、質問をしてみたり。流れを意識してしまうとリアルではなく芝居になってしまいそうだったので、流れだけは把握してなるべく意識しないようにしていました。綾野さんもいろいろと仕掛けてくださるので、その返しなど、妄想を膨らませていましたね。後半の綾野さんとのシーンでは、作品の中で培ってきた関係性があるからこそ出た雰囲気で、本当にその世界を生きていた感覚で、僕の予想を超えていました」