東貴博、浅草の名物おかみと“復興プラン” 大衆劇場の運営を「実現したい」
お笑いコンビ「Take2」の東貴博が18日、東京・浅草ROXのまつり湯で行われた出版記者会見に出席し、コロナ禍に苦しむ浅草復興に一肌脱ぐことを明らかにした。
「浅草は大衆芸能の街。お金持ちに気持ちよく作ってもらう」と冨永さんがプラン明かす
お笑いコンビ「Take2」の東貴博が18日、東京・浅草ROXのまつり湯で行われた出版記者会見に出席し、コロナ禍に苦しむ浅草復興に一肌脱ぐことを明らかにした。
25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)
この日、東は「浅草おかみさん会」会長で、地元の名物おかみとして知られる冨永照子さんの著書「おかみの凄知恵」(TAC出版)の発売記者会見に出席。トークショーの前に会見した。
2人は、東の師匠であるコメディアンの萩本欽一がかつて浅草で「欽ちゃん劇団」を運営した頃から30年来の付き合い。設立にあたっては、冨永さんが尽力したという。
浅草の風物詩として根付く「浅草サンバカーニバル」「浅草・ニューオリンズ・ジャズフェスティバル」などを立ち上げ「2階建てバスの導入」でも政治家に直談判した冨永さんについて東は「浅草でみなさんが目にするものは、ほとんどおかみさんが作ったもの」と、並外れた行動力を紹介。自身がオーナーを務めるもんじゃ・鉄板焼き店「浅草MJ」で使う揚げ玉を、冨永さんが経営するそば店「十和田」から無料でもらっていることから「頭が上がらない。それはここにも座りますよね」と、会見に駆けつけた理由を、笑いに変え明かした。
コロナ禍で浅草の観光客は激減し、「仲見世の店も平日は閉めている。手の打ちようがない。うちの店も(前年比)20~25%」と冨永さんは嘆く。
東も「うちも週末しかやっていない、平日は閉めている。(鉄板で焼いたものをみんなでヘラで直接食べる)もんじゃだから、コロナじゃ、いちばんやっていけないし」と、表情を曇らせた。
そんな2人が浅草復興にぶち上げるのは、浅草に大衆劇場を打ち建てるというビッグドリーム。かつて、ダイエーの中内功会長(当時)にスポンサーになってもらい「欽ちゃん劇団」を作ったという成功実績を持つ冨永さんは「お金持ちに気持ちよく(出しもらって)、劇場を作ってもらう。浅草は大衆芸能の街でしょう。(私の)最後のご奉公で、お金持ちに気持ちよく作ってもらう」とプランを明かした。
そしてその運営者に「すべての親方だからね。あんただよって、小さい頃から言ってきた。(父親でコメディアンの東八郎の息子で)由緒正しい芸人なんだから」と東を指名した。
「手応えはまるでないです」と照れつつも東は「『いつかあんたも浅草で舞台をやりなさいよ』と(冨永さんに)言われているので、実現したいと思っている」と、大衆劇場の運営に力を注ぐことを確約した。