12歳の研究生がセンターに立ちSKE48の新章開幕 「この魅力が伝わってほしい」

名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が、松井珠理奈卒業後初となるシングル曲「あの頃の君を見つけた」をリリースした。新生SKE48のスタートとなる今作でセンターを務めたのは、2019年にグループに加入した“12歳の研究生”林美澪。48グループ最年少メンバーとして注目を集めた彼女は、グループをどんな未来へ導くのか。28thシングル選抜メンバーの林、須田亜香里(29)、熊崎晴香(24)、荒井優希(23)に、夏の王道アイドルソングの魅力をたっぷり語ってもらった。

SKE48の(時計回りに)須田亜香里、熊崎晴香、林美澪、荒井優希【写真:山口比佐夫】
SKE48の(時計回りに)須田亜香里、熊崎晴香、林美澪、荒井優希【写真:山口比佐夫】

松井珠理奈、高柳明音卒業も「SKE48はいつの時代もおもしろい」

 名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が、松井珠理奈卒業後初となるシングル曲「あの頃の君を見つけた」をリリースした。新生SKE48のスタートとなる今作でセンターを務めたのは、2019年にグループに加入した“12歳の研究生”林美澪。48グループ最年少メンバーとして注目を集めた彼女は、グループをどんな未来へ導くのか。28thシングル選抜メンバーの林、須田亜香里(29)、熊崎晴香(24)、荒井優希(23)に、夏の王道アイドルソングの魅力をたっぷり語ってもらった。(取材・構成=イシイヒデキ)

――4月に1期生の松井珠理奈さん、2期生の高柳明音さん、グループの中心メンバーが卒業しましたが、グループに変化はありましたか。

須田「ずっと私たちの前に立ち、グループを支えてきてくれた先輩が卒業して、不安な気持ちがありました。でも、今いるメンバーに期待をしているから卒業を決められた、と言ってくださったので、私は私にしか残せないこと、私にしか伝えられないことを、もっと後輩に伝えたいと思い、改めて、先輩メンバーとしてグループに何かを残してきたい、と自覚を持って活動できるようになりました。SKE48はいつの時代もおもしろいし、魅力的なメンバーがたくさんいるので、この魅力が外に伝わってほしい! というのが今の気持ちです」

――新生SKE48でリリースする28枚目のシングルでは、林さんがセンターに抜てきされました。センターが決まった際は、どんな気持ちでしたか。

林「初めは選抜入りだけ話を聞いていて、センターになることは聞いていませんでした。振り付け動画で、私の名前のゼッケンを付けているダンスの先生が真ん中にいて、最初にそこで驚きました。見間違いかもしれないと思っていたのですが、振り入れの日にレッスン場に行ったら本当に私がセンターで、本当にびっくりしましたし、何も知らされていなかったので怖かったです(笑)」

――センターを務めることにプレッシャーは感じませんでしたか。

林「うれしいよりも不安、驚きよりも不安な気持ちが大きかったのですが、それをずっと考えていても前には進めないと思ったので、頑張るしかない! と前向きな気持ちに切り替えました」

――先輩3人から見た新センター・林さんは、どんな女の子なのでしょうか。

荒井「ミュージックビデオ(MV)撮影のとき、夏休みの子どもみたいなプールバックを持っていて、かわいくてしょうがなかったです(笑)。美澪ちゃんは12歳なので、同じ時代に同じグループで活動しているのが不思議な感じもして、こんなに小さくて幼い子がセンターでしっかり引っ張ってくれているのは本当にすごいことだと思いますし、この曲をきっかけにいろんな方に、また新しいSKE48の魅力を見つけていただけたらうれしいです」

熊崎「大人っぽい顔立ちで話し方も落ち着いていて、私も尊敬しています。私は慌ただしい話し方なので(笑)。そんな大人っぽい一面もあるけれど、MV撮影などで一緒に過ごしてきて、大好きなアニメの話をしたり、海を見てはしゃいでいる姿を見ていると、12歳のキャピキャピ感やかわいらしい幼い面もあって、そのギャップに魅力を感じます。美澪ちゃんや他のメンバーも輝いている姿がたくさん詰まっている楽曲なので、今回のシングルも期待してください」

須田「10歳でSKE48にはいって、少し前まで小学生だったのに、こんなにしっかりしている子がいるんだと感心しました。ダンスや表現の面でも大人になっていくし、発言や考え方もどんどん成長して、日々進化していくのが目に見えて分かります。何かアドバイスをするとすぐ吸収してくれたり、自分なりに研究して来てくれるので、すごく頼もしいです」

――林さんがセンターを務める新曲「あの頃の君を見つけた」は、どんな曲に仕上がりましたか。

林「聴いただけで美しい世界が想像できる、それくらいキレイで夏らしい青春を感じられる楽曲です。たくさんの人に刺さる曲だと思うので、たくさんの方に青春を感じていただけたらと思っています」

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