お花畑、三途の川、幽体離脱…よく聞く臨死体験のからくりは? 心理学者が解説

人間は死ぬときにお花畑を見る――。こんな話を聞いたことのある人は少なくないだろう。先日、弁護士の八代英輝氏(57)が読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で臨死体験を披露した際、花畑を見たと語り、ちょっとした話題になっている。

八代英輝氏の語った臨死体験が話題となっている(写真はイメージ)【写真:写真AC】
八代英輝氏の語った臨死体験が話題となっている(写真はイメージ)【写真:写真AC】

八代英輝氏の臨死体験にはあの世への受付まであった!

 人間は死ぬときにお花畑を見る――。こんな話を聞いたことのある人は少なくないだろう。先日、弁護士の八代英輝氏(57)が読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で臨死体験を披露した際、花畑を見たと語り、ちょっとした話題になっている。

 八代氏はかつて心臓カテーテル手術を受けた際、心電図の折れ線がいきなりピーッという音で一直線になったとして、そのときの様子をこう語った。

「これはいけないやつじゃないかと思った瞬間、シャッターが閉まったように視界が一気に暗くなった。そして自分は手術室の隅にいて、(その様子を)俯瞰していた」

 つまり手術台に寝た自分を上から見ていたわけだ。その間、心臓が停止し、意識が戻らなかったため、周囲が騒然としたという。その上で花畑についてこう説明した。

「お花畑の向こうに川があって、その向こうで人が受付していて道案内をしていた。実は2度目の体験で、戻らなきゃって思った」

 お花畑と三途の川がセットになって登場。いかにも日本人が直面しそうな臨死体験といえるだろう。

次のページへ (2/2) なぜお花畑と三途の川が現れるのか
1 2
あなたの“気になる”を教えてください