フジテレビ系の月9ドラマ「ナイト・ドクター」（21日スタート、初回30分拡大）の制作発表記者会見が15日にオンラインで行われ、主演の波瑠、岸優太（King & Prince）、岡崎紗絵、沢村一樹が出席した。

　同作は、救急医療の働き方改革として試験的に結成された夜間勤務だけを専門に行う医療チーム「ナイト・ドクター」が、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいくオリジナル作品。

　月9ドラマ初出演で初主演を務める朝倉美月役の波瑠は、「私は、あまり医療ドラマや医者の役などの経験がなかったので、今回の作品のリハーサルから1から勉強するような感じで何も分からないままやったので、覚えなければいけないことの多さには序盤にものすごく圧倒されて……。せりふや薬剤の名前や病気の症状の名前も耳なじみがなくて、すごく苦労しました」と役作りの苦悩を明かした。

　波瑠の座長っぷりに沢村は、「医師の役とかはあまりやったことがないというのがうそだろうって思うぐらい、クランクインにした時に朝倉美月という役が入り込んでいました」と絶賛し、続けて「座長が1番大変なんですけど、泣き言を1回も言わないし、1番大変なスケジュールで働いているけど、それを出さない。座長としてしっかり板についていて、周りの僕らもそれを見ているので、すごくリラックスした状態で現場に入れています。僕なんかよりも全然頼りになると毎日思いながら、現場を過ごしています」と話した。

　また、スケジュールの都合で会見には欠席となった田中圭と北村匠海（DISH//）から、17日に30歳の誕生日を迎える波瑠にお祝いのビデオメッセージが届けられた。会場では、岸から花束が贈られ、特製ケーキも用意された。突然のサプライズに驚いた波瑠は「お仕事も頑張らせてもらって、周りにいる人を大事にしていきたい」とうれしそうにコメント。そんな波瑠を見て、岸が「ご満悦の表情を見て……」と話している中、波瑠が「ちょっと失礼なんだよね」とツッコミを入れ、和やかな雰囲気を見せた。

　最後に波瑠は、「今回の『ナイト・ドクター』は、ただのお医者さんとか仕事としてのお医者さんというお仕事ドラマというわけではなくて、命に向き合う人間一人一人の在り方だったりとか、夜に一生懸命働く医者という場から離れた人間模様だったりとか、そこにいろんな成長があったり、影響を受けて、与えあって変わっていったりする人間ドラマです。そして、“青春群像医療ドラマ”と言われていますので、きっと見てくださる皆さんの胸を熱くできるんじゃないかなと思っています。ぜひ楽しみに待っていただきたいです」と視聴者に呼びかけた。