2019年に公開された話題の映画「アラジン」が21日放送の日本テレビ系「金曜ロードショー」（午後9時）でテレビ初放送される。本編ノーカットでの放送を前に、アラジン役を演じた中村倫也、ジャスミン役を演じた木下晴香からコメントが届いた。

　19年の実写映画No.1ヒット作がついにテレビ初放送となる。日本語吹き替えを中村、木下、山寺宏一、北村一輝、沢城みゆきらが務めた。

　アラジン役の中村は「アラジンの声を演じるにあたり、彼の持つ生命力とコンプレックス、真っすぐな思いが声に乗るように意識しました。普段の芝居と違い、ブースでウィルスミスさんの英語と掛け合いをしながら収録していたのですが、途中、山寺さんの吹き替えが入ったらこちらの芝居もみるみる変わり、頭から録り直してもらいました。ジーニーのように、山寺さんは偉大です」とアフレコ時を振り返った。

　そして「僕のお気に入りのシーンは、パーティーの会場で気後れしたアラジンが、ジャスミンになかなか話しかけに行けず、もじもじとしているシーンです。この場面のアラジンとジーニーの会話が気に入ってます。笑　テレビ初放送ということで、ぜひアラジンと共に、夢と魔法の冒険を楽しんでください。ご自宅のクッションを魔法のじゅうたんに見立てながら」とアピールした。

　また、ジャスミン役の木下は「ジャスミンの声を演じるにあたり、王女として備わっている気高さや価値観は常に意識しました。そして、ジャスミンの持つ強さは“全ては愛する国や民のため”という愛と優しさが生んでいるんだという点も自分の中で特に大切に演じました。初めて（ジャスミンが歌）『スピーチレス～心の声』のシーンの映像を見た時、心が震えるほどの衝撃を受けて涙が出そうになりました。この素晴らしい表情に私の歌声をのせるんだと、改めて覚悟を持ったことを覚えています」と感想を述べた。

　続けて「お気に入りのシーンは本当にたくさんあるのですが、強いて言えば、アラジンが最後の願いをジーニーに伝えるシーンです。あと、出会ってすぐのアラジンから言われる『捕まらなきゃ平気』というせりふがあるのですが、このせりふをジャスミンが最後にアラジンに向けて言うところもお気に入りです。今回ついにテレビ初放送！　本当の自分・心の奥にある願いに正直になれるような、すてきな魔法をかけてくれる作品です。既に見てくださった方も、初めての方もこの機会にぜひお見逃しなく」と視聴者へメッセージを送った。