大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分~)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、8度目の出場となる関ジャニ∞も音合わせを行った。村上信五はステージ上で「今年も司会落ちました」とボケて笑いと誘ったが、囲み取材では「いつか司会やってジャニーさんに報告しますわ」と目標を明かした。

　関ジャニ∞は2012年から8年連続の出場。シングル「crystal」「友よ」を発表し、5大ドームツアー「十五祭」を開催した今年は「関ジャニ∞ 前向きにきばってこーぜ!OSAKAメドレー」を歌う。リハーサルでは、最大20匹のピカチュウに囲まれる“豪華”なパフォーマンスを披露。5人となって初の紅白は賑やかなステージとなるが、ピカチュウと体が当たってしまう場面もあり、横山裕は「距離感が分かってないですね、ピカチュウは。何回か共演してるんですけど、距離が下手くそですね」と“ダメ出し”をして笑いを誘った。

　所属事務所社長のジャニー喜多川さん(享年87)が7月に亡くなってから初の紅白。村上は改めて「一言では言い表せないくらい。我々の中ではまだ亡くなってないような感じもしますからね。2020年以降もジャニーさんイズムを、後輩もついでいってくれてますけど、大阪のジャニーズ文化をジャニーさんが生み出してくれましたから、まだ正解を見つけられてませんけど、長く続けていくことが一番」としみじみと語る。

　ただ、紅白の司会について聞かれるとテンションが“急変”。この日はステージに登場するなり「司会落ちました、今年も。すんません」と話していた村上は、改めて「司会落ちたんや、今年。いつか司会やってジャニーさんに報告しますわ。『やっとできたで!』って」と宣言。候補に上がっていたことを関係者がやんわり“否定”すると「聞いてない?　でも、来年は立候補、一番最初にしたから!」と堂々と宣言していた。