長澤まさみ、役所広司との共演に緊張「まさかあるとは思わなかったから…」
直木賞作家・佐木隆三氏の小説「身分帳」を原案とした西川美和監督最新作「すばらしき世界」が11日、公開。女優・長澤まさみのメイキング&本編映像が解禁となった。
話題の映画「すばらしき世界」
直木賞作家・佐木隆三氏の小説「身分帳」を原案とした西川美和監督最新作「すばらしき世界」が11日、公開。女優・長澤まさみのメイキング&本編映像が解禁となった。
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西川監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。生きづらい社会の中で、一度レールを外れても懸命にやり直そうとする実在の男と、彼を追う若きテレビマンのカメラを通して「社会」と「人間」の“今”をえぐる問題作。
長澤は、やり手のTVプロデューサー・吉澤役を演じる。若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)に13年ぶりに出所した三上正夫(役所広司)を番組のネタにしようと画策する。
緊張しながら臨んだ撮影について、長澤は「役所さんと共演できる機会が、まさかあるとは思わなかったから…うれしかったです」と、西川監督に本音をポロリ。西川監督から、仲野と長澤のシーンは息があっていて良かったと言われると、「絶大なる信頼が太賀くんにはあるから。それで(吉澤という役が)できるかなと思えた、いなかったらできなかったかも笑」と仲野との共演を喜んだ。
役所との共演に緊張する長澤の姿を見て驚いた、と何度も共演を重ね間近で長澤を見てきた仲野がのちに語るほどで、そんな2人だからこそ生まれた空気感も本作の見どころだ。
【ストーリー】
下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上(役所広司)は、コワモテの見た目に反して、優しくてまっすぐすぎて困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった。一度社会のレールを外れるも何とか再生しようと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄りネタにしようと目論むが…。三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく――。