オリラジ藤森、初の著書発売も「この本に書いていることをそのまま信じるな」
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾が初の著書「PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解」(徳間書店)を発売した。初めて明かす自身の半生や、人生哲学、そして相方“あっちゃん”中田敦彦への思いなどをつづっている。
「PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解」
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾が初の著書「PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解」(徳間書店)を発売した。初めて明かす自身の半生や、人生哲学、そして相方“あっちゃん”中田敦彦への思いなどをつづっている。
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以下は一問一答。
――本が完成した率直な感想を教えてください。
「大満足の1冊に仕上がって非常にうれしく思っています。色んな方に手に取っていただけたらと思っております」
――実質的に初の著書。このタイミングで本を作ることになったきっかけや理由、本のコンセプトなど教えて下さい。
「タイミング的には独立直後の発売となりましたが、独立前から決まっていた著書なので、決して何か暴露してやろうというわけではありません(笑)。相方がたくさん本を出すのを横目で見ていて、僕自身も今まで自分を発信する機会がなかったので、たまにはそういう機会があってもいいかな?と思い、今回この本のオファーに乗らせていただきました」
――本のタイトルの由来を教えて下さい。
「原稿が完成したあとについた、いちばんしっくりきたタイトルです。意味合いとして僕をひと言で絶妙に表現する言葉だなって思って、すごく気に入っています」
――完成した本を、最初に誰に読んで欲しいですか?
「YouTubeで初めて僕をちゃんと見るようになった若い人たちに、僕をもう少し知ってもらうきっかけになったらいいなと思っています。あと、一番の理想は、相方のYouTube大学で授業をやってもらえたらいいと思いますけど(笑)」
――多くの挫折をしながらも、何度も立ち上がって来た藤森さんのエピソードや考え方がつまっています。
「壁に直面している人には『乗り越えようとせずに迂回してください』と言いたいですね。僕は『乗り越えるぞ!』とかそういうマッチョなのがあまり好きじゃなくて。『そんなに無理にがんばらなくても、結果うまくいくよ!』ということは、この本を読んで感じてもらいたいです。もちろん、乗り越えられる体力や気力にみなぎっている人は乗り越えたほうがいいんですけどね。でも、僕は余力を残しつつのんびりやりたいタイプです」
――この本をこれから読まれる読者にメッセージをお願いします。
「この本に書いていることをそのまま信じるなということは言いたい。『こうして人生の成功を勝ち取れ!』とか、『俺は秒速で何億稼いだ!』とか、いろいろな本あると思いますけど、僕はあくまでチラ見くらいで良いんじゃないかと思っていて。そういうのをぜんぶ真正面から受け止め、それが自分に合っているのかどうかも分からないまま突っ走ってしまうのはすごく無駄な労力だと思う。だから、あくまで『あ、こんな商品も置いてある店があるんだ』くらいの、ウインドウショッピングするくらいの感覚で読んで欲しいと思っています。この本を読んで、それをそのままやってみたところで、藤森の様になるわけでもないですしね。僕ができないこともいっぱいあるなかで、逆にそれをできている人もいっぱいいるので、冷静に客観的に見てくださいという感じです」