映画「名も無き世界のエンドロール」で主演を務めるダンス＆ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS」の岩田剛典と、ロックバンド「I Don’t Like Mondays.」ボーカルのYU。ともに日本の音楽界を盛り上げる2人は、実は地元・名古屋では物心つく前からの幼なじみだった。今回、縁あって対談が実現。プライベートでは親友も、仕事上では初共演という2人の関係性に迫った。（佐藤佑輔）

――初対談が実現して、率直な感想は。

　岩田「正直、久しぶりって感じもまったくないんですが、仕事で一緒になるのは初めて。本当に腐れ縁というか、ガチの幼なじみがたまたま芸能界で一緒になったという感じで、不思議なご縁だなと思いますね」

　YU「まさか自分たちがこういう風に対談するなんて思ってなかった。うれしい反面、そうとう照れ臭いですよ。何やってんだろ自分たち、みたいな（笑）」

――最初の出会いとお互いの第一印象は。

　岩田「正直、覚えてないんですよね。本当に赤ちゃんの時からです。親同士が仲が良くて、小学校に通う前から一緒にいたので。僕だけが知るYUの秘密？　なんだろ……。まあ、秘密は秘密ですからね（笑）」

　YU「ガンちゃんはヤンチャで、勉強ができて、絵もうまかった。本当にガキンチョって感じでしたね」

　岩田「一緒に受験戦争を戦った戦友でもある。当時からYUは話しやすくて、変なライバル意識とかはなかったな」

　YU「僕自身、アーティストとして他人に悔しさを感じることもあるんですが、なぜかガンちゃんに対しては負けても悔しいと思ったことが一度もない。嫉妬心みたいなのは不思議と感じたことがないですね」

　岩田「嫉妬したことはあるな……。大人になって久しぶりの再会が、YUが歌ってるカラオケの部屋に僕が乱入するっていうシチュエーションだったんですが、一瞬本当に誰かわからなかった。あれ？　YUってこんなに歌うまかったっけ？　って（笑）。そのときは嫉妬しましたね。自分が何を歌ったかも覚えてないくらい」