細田守監督、新作「竜とそばかすの姫」来年夏公開 ネット世界がテーマ
「サマーウォーズ」や「未来のミライ」などで知られる細田守監督の新作が、2021年夏に公開されることが発表された。
登録アカウント50億人突破のネット世界≪U≫のコンセプトアート発表
「サマーウォーズ」や「未来のミライ」などで知られる細田守監督の新作が、2021年夏に公開されることが発表された。
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タイトルは「竜とそばかすの姫」。その中身はまだ秘密のベールに包まれており、明らかになっているのは、タイトルと物語の舞台となる「登録アカウント数50億人を突破するインターネット世界≪U≫」を描き出した1枚のコンセプトアートだけだ。
これまで細田監督は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」や代表作「サマーウォーズ」で、発展しつつあるインターネットやデジタル技術が人々の生き方をどう変えていくかを描いてきた。「サマーウォーズ」から12年。細田監督は、最新の知見に基づいて、三度ネット世界を題材に現代に切り込む。
タイトルに込められた「竜」、そして「そばかすの姫」とは一体何を表現しているか。青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖など、さまざまな作品テーマの中で細田監督が一貫して見つめ続けてきたのは、「困難に直面しながらも自らの勇気で一歩を踏み出し、懸命に未来へ向かって生きる人間の姿」だった。世界中の人々がかつてない困難に直面した20年が暮れようとしている中、細田監督は最新作で21年に向けての希望と勇気の物語を紡ぎ出す。
細田監督は1967年、富山県生まれ。91年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社しアニメーターを経て演出(監督)に。99年に「劇場版デジモンアドベンチャー」で映画監督としてデビュー後、フリーとなり、「時をかける少女」(06年)、「サマーウォーズ」(09年)を監督し、国内外で注目を集めた。11年、プロデューサーの齋藤優一郎氏とともに、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、「おおかみこどもの雨と雪」(12年)、「バケモノの子」(15年)でともに監督・脚本・原作を手がけた。「未来のミライ」(監督・脚本・原作)は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出され、第91回米国アカデミー賞の長編アニメーション映画賞や第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞にノミネートされた。第46回アニー賞では最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞した。