横浜流星は“愛されキャラ”…業界人から続々と連絡「こんな事は初めて」 『LOST10』脚本家が明かす素顔
俳優の横浜流星が主演を務める、16日スタートのTBS系連続ドラマ『LOST10』(金曜午後10時)で脚本を担当した奥寺佐渡子氏が、囲み取材に応じた。これまでに『Nのために』『最愛』『下剋上球児』など数々の同局ドラマを手がけており、横浜とは映画『国宝』以来の再タッグ。第3話放送前に、本作に込めた思いを明かした。

奥寺佐渡子氏が囲み取材に応じた
俳優の横浜流星が主演を務める、16日スタートのTBS系連続ドラマ『LOST10』(金曜午後10時)で脚本を担当した奥寺佐渡子氏が、囲み取材に応じた。これまでに『Nのために』『最愛』『下剋上球児』など数々の同局ドラマを手がけており、横浜とは映画『国宝』以来の再タッグ。第3話放送前に、本作に込めた思いを明かした。
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――本作の脚本を振り返っていかがですか。
「今回もさまざま方にご協力いただき、監修してくださった先生のご意見を参考にしながら話を広げていきました。
過去の出来事がきっかけで、生々しい感情が絡んでいく伏線のシーンで悩みましたし、苦労しました。物語が進むにつれて、登場人物の印象が全く変わっていきます。
今までは決まったコミュニティの中で、人間関係が変わっていくストーリーでしたが、今回は小さな町の話かと思いきや、新しい登場人物がどんどん入ってきて、最終回にかけて規模が広がっていきます。社会に切り込むのは難しかったですが、新たな挑戦でもありました。あと普段登山はしないのですが、取材用に登山靴を買いました(笑)」
――本作はオリジナルサスペンスですが、オリジナル作品の面白さ、書く時の難しさを教えてください。
「一視聴者として『次どうなるんだろう、先が全然わからない』と一週間待つほど、オリジナルドラマを見るのが楽しみです。その楽しみを少しでも再現できたら、と思って書きました。
難しいことは書き始める前のリサーチです。原作の時は、作家さんが丁寧に取材して読み込んでくださった資料が、小説に反映されていますが、(オリジナルは)一からみんなで作り上げるので大変でした」
――本作のサブタイトル「すべてを疑え」に込められた意味を教えてください。
「全話を通して『何が起きても、全て真実とは限らない』をキーワードにしながら書きました。小駒(横浜)もそのモットーに感化されて、どんどん変化していくので、そこも注目していただきたいです」
――連続ドラマの脚本には、ご自身の信条がどう反映されていますか。
「連ドラは長いので、『なるべく最後まで飽きず、登場人物を好きになってもらいたい』『とにかく皆さんに楽しんでもらいたい』と思っています。本作もスケールが大きいですが、(登場人物)一人一人の気持ちをしっかり伝えられたら、という気持ちで書きました」
――普段、意識していることはありますか。
「役者さんはセリフを発する時もすてきですが、黙って考えている表情も好きで、あえて余白の部分を意識して書いています。脚本以上の作品にしていただけるので、いつも完パケを見るのが楽しみです」
――それでは、第1話を見た時の心境を教えてください。
「本当に面白くて『この仕事をやっていてよかった』と思いました。撮影も大変だったと思いますが、しっかり画面に映っていますし、役者さんたちのお芝居もすばらしかったです。想像以上のキャラクターに膨らんでいて、心を込めて作り上げてくださったんだな、と伝わりました」

刑事と保険調査員の共通点は「物事解決が最優先の仕事」
――主演の横浜流星さんとは、映画『国宝』以来の再タッグになりますが、横浜さん演じる刑事役・小駒に込めた思いを教えてください。
「小駒は分かりやすい人物で、思ったことをどんどん言葉に出しますし、これだと思ったらすぐに行動するタイプです。横浜さんは細かい迷いや、セリフにならない部分をすごく丁寧に演じてくださるので、小駒の人間らしい奥行きを脚本以上に作ってくださると思いました。
10年ぐらい横浜さんの作品を見ていますが、毎作どんどんパワーアップしていくので、映画『国宝』からさらに(実力が)上がっていく予感がしました」
――改めて横浜さんの魅力を教えてください。
「言葉にならない迷いを表現くださるのが魅力的です。この発表の後、『流星をよろしくお願いします』『流星は純粋なんです』と多くの映像業界の方から連絡をいただいて。こんな事は初めてだったので『愛されているな』と感じました。なので周りから愛される横浜さんの小駒が見れたら、と思いました」
――小栗旬さん演じるフリーの保険調査員役・直の印象や、初共演となる2人の掛け合いで意識されたことはありますか。
「小栗さんのサラッと受け流したり、包み込むような温かいお芝居が好きで、そこを直(小栗)のキャラクターに反映させました。刑事と保険調査員ですが、年齢や職業、育ちも違うのでバディの要素がなく、まず何が共通してるのか考えました。遺族の方が一日でも早く安心できるように、捜査や調査を進めて物事を解決させるのが最優先の仕事、という部分が共通点だと思いました」
――これから登場する他のキャラクターについて教えてください。
「登場してくるキャラクターは、小駒(横浜)と直(小栗)にとって敵なのか協力者なのか。2人が新キャラに翻弄(ほんろう)されいく展開なので、それぞれの言動に注目しながら見ていただきたいです」
――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。
「考察ドラマでしたり、さまざまな人間ドラマ、バディ物語でも自分の好きなように、いろいろな楽しみ方で見ていただきたいです。タイトルはロストですが、喪失だけを描くのではなく、その先に何があるのか。小駒(横浜)と直(小栗)の感じることが、どこかで誰かに受け取ってもらえたら、と思うのでどうぞ楽しみにご覧ください」
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