【ブラッサム】遠藤憲一、黒崎編集長役で意識した「ギャップ」 珠に感想伝えるシーンは試行錯誤
俳優・遠藤憲一が日本屈指の文芸雑誌「首都公論」を率いる編集長・黒崎大三郎役で出演するNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)について、出演が決まったときの感想や黒崎を演じて印象に残っているシーンなどをコメントした。作品は作家・宇野千代をモデルとした物語。俳優・石橋静河が主人公・葉野珠(はの・たま)を演じる。遠藤の演じる黒崎編集長は豪胆な性格と鋭い審美眼で文壇をけん引する存在。

日本屈指の文芸雑誌「首都公論」を率いる編集長・黒崎大三郎役
俳優・遠藤憲一が日本屈指の文芸雑誌「首都公論」を率いる編集長・黒崎大三郎役で出演するNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)について、出演が決まったときの感想や黒崎を演じて印象に残っているシーンなどをコメントした。作品は作家・宇野千代をモデルとした物語。俳優・石橋静河が主人公・葉野珠(はの・たま)を演じる。遠藤の演じる黒崎編集長は豪胆な性格と鋭い審美眼で文壇をけん引する存在。
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遠藤はまず出演が決まったときの感想を語った。
「ホームドラマ自体が好きなのでまた朝ドラに出たいと思っていました。でも1984年に『ロマンス』、2010年に『てっぱん』、2017年に『わろてんか』と3作出て、ヒロインの父親役も続いたのでもう来ないかなと。さすがに今回は父親役ではありませんでしたが、黒崎という個性の強い役が来てうれしかったです。NHK大阪放送局に来たのは『わろてんか』以来約10年ぶり。全部覚えているようでやっぱり忘れちゃってました」
演じる黒崎大三郎はどんな役なのか。
「黒崎は最初から大食いのシーンがあって、大きな声でよく笑うダイナミックな人。その勢いを出しつつ、作家の才能を見抜く能力にたけた鋭さや心の中の純度の高さというギャップを表現できたらいいなと思いました。きっと1行読めば作品のよしあしがわかるほど、研ぎ澄まされた感性を持っているのでしょうね。だから熱意を買って受け取った珠の原稿のさわりを読んだだけで、才能を感じたはずです。原石に出会うことが黒崎にとって一番の喜びだろうし、当時は女性作家もあまりいないので、実は誰よりも珠に期待しているのが厳しい言葉の中に感じられました。
僕自身は黒崎のようにまっすぐグイグイ来る人、好きです。ズバズバ言うけれどもアイデア豊富な編集長だから、作家たちもエネルギーがもらえて霧が晴れるような気分になるんじゃないかな。ただ、『首都公論』がいい結果を生んでこられたのは、直感でワッと行くタイプの黒崎と冷静な分析ができてきっちり理論で後押ししてくれる副編集長・山中(井浦新)の二人三脚だったから。山中役の井浦君とは過去に一度共演していますが、常に清潔感のある人です。穏やかな物言いの中に力があるところが昔から変わらなくてすてきですね」
黒崎を演じるうえで印象に残っているシーンについても、次のように語った。
「一番初めに珠に原稿の感想を伝えるシーン(第5週第24回)は大事に演じたかったし、自分の中で探って探って探りまくったとても印象的なシーンです。珠自身もあそこまで強く言われるとは思っていなかっただろうし、本当にこれでいいかな、でもやっぱりこれだなと思ったシーンですね。黒崎はストレートにすごいと言わず、あえて足りないものを見つけて本人に思いきりぶつけます。まずはここが黒崎という役の大きなポイントだと思って演じました」
最後に視聴者へのメッセージと『ブラッサム』の見どころを紹介した。
「珠ほど波乱万丈な主人公は、朝ドラになかなかいないと思います。それゆえのテンポの速さも『ブラッサム』の楽しみのひとつだろうし、当時としては相当勇気のある生き方をしているところが最大の見どころじゃないかな。朝ドラの新風という感じがします。この新しい風をぜひとも楽しんでほしいです。黒崎はとにかく生き急いでいる人ですが、仕事に対してはものすごくまっすぐ。これはどんな時代にも通じる大切なことなので、ご覧の皆さんにも伝わるといいなと思います。朝にしてはクセの強い役ですが、そういった部分も含めて楽しんでもらえたらうれしいです」
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