内田篤人、高校サッカーの応援リーダーに就任 手書きメッセージで「前へ」エール送る
今年8月に現役を引退したサッカー元日本代表DFの内田篤人さんが、12月31日に開幕する「第99回全国高校サッカー選手権大会」の応援リーダーに就任することが決まった。第90回大会に続き、2度目の応援リーダーを務める。
2度のワールドカップ(W杯)メンバー入り 欧州で活躍した名選手
今年8月に現役を引退したサッカー元日本代表DFの内田篤人さんが、12月31日に開幕する「第99回全国高校サッカー選手権大会」の応援リーダーに就任することが決まった。第90回大会に続き、2度目の応援リーダーを務める。
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日本代表として2度のワールドカップ(W杯)メンバー入り、さらに日本人選手で初めてUEFA欧州チャンピオンズリーグ準決勝の舞台で戦うなど、長年にわたって日本サッカーを牽引(けんいん)してきた内田さん。高校サッカーからJリーグ、日本代表、そして欧州最高峰の舞台に羽ばたいた名選手が、高校生たちにエールを送る。
1988年3月27日生まれの内田さん。J1鹿島、ドイツリーグでプレーし、名実ともに人気を誇る。自身にとっての高校サッカーは、清水東高校の3年次に、第84回全国高校サッカー選手権大会の静岡大会準々決勝止まり。「最後は選手権に出場して国立でプレーするというのが目標でした。僕は県のベスト8で負けましたけど、その後もサッカーを続けていく上でやっぱり1つ、執着心というか、あそこは悔しかったけど、次こそはという気持ちは常に持っていました」と明かす。
新型コロナウイルスに見舞われた中で、今回、「前へ」と題した手書きをメッセージを寄せた。「コロナもあり、部活もしにくい状況の中で、それでも『前に進んでほしい』というのはテーマとしてありました。こういう時だからこそもう一度みんなと自分たちの姿を見直して、最後の大会に臨んでほしいですね。今年は高校総体もなくなってますし、自分たちの目標、ゴールがなかなか見えない中でプレーしている生徒さんたち、監督さんや親もそうなんですけど、なかなか難しい中で活動を続けてきたと思います。そういうことも踏まえて、素晴らしい大会にしてほしいなと思います」と思いを語った。
応援リーダーとして高校生たちに一番伝えたいことを聞かれると、「(新型コロナウイルスの影響で)休校になったり、部活が自粛になったりしていますが、きっとみんなサッカーや部活をやめなかったんじゃないかなと思います。仲間との縁も。おそらく選手権が一緒に戦ってきた仲間との最後の大会となると思いますが、自分の力をすべて出し切ってやりきったって思えるような大会にしてほしいなと思います」と答えた。
高校生たちに求めることは、「プロではないので最初から思い切り全力を出してほしいですね。あとはフェアプレーを心がけて欲しいなと思います」という。自身にとっての“高校サッカー”は「なんだろう。青春、かな」。「仕事でもなくプロでもなく好きなことに打ち込める。高校生活は3年間しかないですし、みんな素晴らしい仲間と環境と指導者ときっと巡り会えていると思うので、悔いのない時間を過ごしてほしいと思います」と熱い思いをコメントした。